ヘブライ語の勉強を昨日からまた再開した。10日間くらいさぼっていたわけだが、10日もさぼるとアレフベートをすっと読めなくなってくる。言葉というのは使っていないと忘れてしまう。
アレフベートを一ヶ月かけてやっと全部覚えたわたしが今取り組んでいるのは、読むことだ。ヘブライ語には母音記号があって、子音のアレフベートと組み合わせて読むようになっている。言うなればローマ字みたいな感じだろうか。アレフベートの「アレフ」に母音記号「エー」がついたら「エー」と読むというように。同様にアレフベートの「メム」に母音記号「ア」がつくと「マ」になり、「ダレット」に「エ」がつくと「デ」。
こんな調子で読んでいくわけだが、なかなかスラスラとは読めない。まぁ、最初だから仕方がないんだけど、よたよた、よたよた読んでいる。
ヘブライ語を読んでいると、小学校時代を思い出す。もちろん小学校でヘブライ語をやるわけはないのだが、ローマ字をやったことを思い出すのだ。たしかローマ字百人一首とかやってて、宿題で全部ノートに写してきなさいってのがあった。本当あれは大変だった。アルファベットでさえもしどろもどろなのに、100首写してこいと言う。でも、やればできるもので、ひーひー言いながらも終了させることができた。今こうしてブラインドタッチでPomeraでローマ字入力で日本語を難なく打てるのも、小学校時代のあの鍛錬の賜物なのである。だから、何がどこで役立つかということはわからないものだ。そして、そのローマ字の基礎があって今のヘブライ語の勉強にもつながっている。ローマ字ができなかったらおそらくヘブライ語は無理だっただろう。
わたしの目標としては旧約聖書をヘブライ語ですらすら読めるようになること。このためにコツコツ勉強しているのだ。だから、自分がヘブライ語の旧約聖書をすらすら読めるようになっている姿を思い浮かべるようにしている。かっこいいなぁ。憧れる。その憧れが夢物語ではなくて、一歩ずつ一歩ずつ近付いている、前進しているというのは励みになる。前にも書いたが、牛歩であっても一歩ずつ一歩ずつ進んでいけば、かなり遠くまで進むことができる。
8月の初めのころのわたしはヘブライ語のアレフベートを3つしか言うことができなかった。それがもう9月も終わろうとしている今にはアレフベートを全部言うことができて、よたよた、よたよたながらもヘブライ語を読めるようになっているのだ。これは大きく大きく前進しているではないか。
最近すごく語学を学ぶことにおいて刺激を受けた本があるので紹介したい。新名美次『40カ国語習得法 私はこうしてマスターした』という本である。この人は眼科医でアメリカで開業した人なのだが、何と40カ国語も操れるらしいのだ。40!? マジすか? 多くの日本人が英語で苦戦してそれすらままならないまま挫折している現実がよく見られる中で、わたしはこの著者の40カ国語に度肝を抜かれた。英語という1カ国語だけで折れているのがとてもつまらないように思えてきたのだ。世界にはたくさんの言葉があって、アクセスされるのを待っている。わたしは頑張っても生涯において40カ国語は無理だろう。でも、あきらめなければ数カ国語はものにできるんじゃないか。そんな希望がわいてきたのだった。一度しかない人生において母国語の日本語だけしかできないのってもったいない。この本を読んでいたらそんな思いがふつふつとこみ上げてきた。
というわけでわたしの抱負をここでいくつか。志を持つことは悪いことではないからね。わたしのやりたい外国語一覧を書くとしたらこんな感じ。うーん、志高いなぁ。
①ヘブライ語
旧約聖書を原典で読めるようになりたい。
②ギリシア語
新約聖書を原典で読めるようになりたい。
③ラテン語
ラテン語聖書とアウグスティヌスを原典で読めるようになりたい。
④ドイツ語
ルター訳聖書とルターを原典で読めるようになりたい。
⑤英語
英語の神学書を読めるようになりたい。
⑥アラビア語
コーランを読めるようになりたい。
またやりたいことが変わってくるかもしれないけれど今はこんな感じなのだ。6カ国語も操れる未来のわたしって本当かっこいいと思う。想像するだけでもワクワクする。それにそれだけの言葉を学ぶことによって、多くのものを得ているだろうし、人間的にも大きく成長していることだろう。
38歳からの外国語ってなわけで、最終的にどこまで到達できるかは未定であり未知数であるけれどもやっていけば何とかなるだろうと楽観している。先のことは分からない。だからこそ、どうなるか分からないからこそ面白いのだ。ワクワクしてきた。とりあえずコツコツ、ヘブライ語頑張るぞー!!エイエイ、オー!!(古!?)
P.S 新名美次『40カ国語習得法 私はこうしてマスターした』 の新名さんが何と新たに本を出していたということに今気付いた。『50ヵ国語習得法 誰にでもできる、いまからでも間に合う』という本で何と10か国語増えとる~!! 思わずいい意味で笑ってしまった。50カ国語の新名さんの本、買ってみようかな。
興味を持っていただけましたら下の本もぜひぜひ。
1983年生まれのエッセイスト。
【属性一覧】男/統合失調症/精神障害者/自称デジタル精神障害/吃音/無職/職歴なし/独身/離婚歴なし/高卒/元優等生/元落ちこぼれ/灰色の高校,大学時代/大学中退/クリスチャン/ヨギー/元ヴィーガン/自称HSP/英検3級/自殺未遂歴あり/両親が離婚/自称AC/ヨガ男子/料理男子/元ポルノ依存症/
いろいろありました。でも、今、生きてます。まずはそのことを良しとして、さらなるステップアップを、と目指していろいろやっていたら、上も下もすごいもすごくないもないらしいってことが分かってきて、どうしたもんかねえ。困りましたねえ、てな感じです。もしかして悟りから一番遠いように見える我が家の猫のルルさんが実は悟っていたのでは、というのが真実なのかもです。
わたしは人知れず咲く名もない一輪の花です。その花とあなたは出会い、今、こうして眺めてくださっています。それだけで、それだけでいいです。たとえ今日が最初で最後になっても。