星の読書日記

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星の読書日記15冊目「依存してしまう自分もわたしなのだという気付きを与えられて」~カール・エリック・フィッシャー『依存症と人類 われわれはアルコール・薬物と共存できるのか』

ひょんなことからこの本を図書館で見つけて読んでみようと思い、やっと読了。いやはや、なかなか読み応えのある重厚な一冊でありました。この本には依存症のいろいろな歴史が載っていて、アメリカの依存症史が一通り見渡せるのです。 で、詳しい細かい内容は...
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星の読書日記14冊目「薬のことを考えながら自分がどう生きていきたいかってことなんだろうなって思ったよ」~J・モンクリフ『精神科の薬について知っておいてほしいこと 作用の仕方と離脱症状』

J・モンクリフ『精神科の薬について知っておいてほしいこと 作用の仕方と離脱症状』 いつもの精神科の外来に行くと、ひたすらみんな調子が悪そうで、顔色が悪く動作は緩慢であまり幸せそうには見えない。みんなお薬を飲んでいる。それで良くなっていて、今...
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星の読書日記13冊目「結局、今を生きるということなんだろうな」~アダム・オルター『「依存症ビジネス」のつくられかた 僕らはそれに抵抗できない』

アダム・オルター『「依存症ビジネス」のつくられかた 僕らはそれに抵抗できない』 世の中というものはうまく、それもずる賢くできているもので、依存症ビジネスというものがある。現にわたしたちが日々利用しているネットもその一つのようなもので、便利に...
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星の読書日記12冊目「『お薬飲みましょう』という常識に衝撃が走る本」~ロバート・ウィタカー『心の病の「流行」と精神科治療薬の真実』

ロバート・ウィタカー『心の病の「流行」と精神科治療薬の真実』「お薬を飲んでください。そうしないと再発しますからね」と精神科のお医者さんは言う。看護師さんも言う。ワーカーも言う。そんなわけで統合失調症のわたしはひたすら毎日決められたお薬を飲み...
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星の読書日記11冊目「自分への思いやりを持つことによって人生は開けていく」~林英恵『健康になる技術大全』

林英恵『健康になる技術大全』 ハーバード大学で博士号を取った偉い偉い人。そんな人が健康を語る時にはどう語るのだろう。誰しもが興味をそそられることだろう。が、もっとガンガン、これを食べるべき。これを食べないと絶対病気になりますよ。運動しないと...
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星の読書日記10冊目「死を想う時、人は本当に生きるようになる」~清水研『もしも一年後、この世にいないとしたら。』

この本(清水研『もしも一年後、この世にいないとしたら。』)を読み終えた時、すごく静謐で穏やかな空気が流れているのを感じた。著者の清水先生がすごく優しい方だということもあるのだけれど、すごく読後にすがすがしい気持ちにさえなった。 この清水研さ...
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星の読書日記9冊目「心臓の病気になりたくない、死にたくない人必読の1冊」~コールドウェル・B・エセルスティン・Jr.『血管をよみがえらせる食事』

コールドウェル・B・エセルスティン・Jr.『血管をよみがえらせる食事』  久しぶりの読書日記でございます。ご無沙汰です。って、前置きしている場合ではない。この本を読んだ感想を書かなくては。 単刀直入に一言で申します。この本の食事法は大変スト...
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星の読書日記8冊目「ネットを毎日長時間やっているようですけれどそれで本当にいいんですか?」~榊浩平,川島隆太『スマホはどこまで脳を壊すか』

榊浩平,川島隆太『スマホはどこまで脳を壊すか』  スマホに批判的なベストセラーと言えば、アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』だと思うけれど、その本よりもさらにスマホがいかに脳に悪いかということを突っ込んで説明しているのがこの本だ。 感想を一言で...
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星の読書日記7冊目「一人ひとりが自分の心をととのえること」~E・F・シューマッハー『スモール イズ ビューティフル 人間中心の経済学』

E・F・シューマッハー『スモール イズ ビューティフル』 (講談社学術文庫)  お金について思う。お金があれば何でもできると思われている。いや、何でも、と言ってしまうのは言い過ぎかもしれない。けれど、ほぼすべてのことがお金があれば何とかなっ...
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星の読書日記6冊目「自由やったらそれでいいんや」~駒澤真由美『精神障害を生きる 就労を通して見た当事者の「生の実践」』

ふぅ~。読了~。やっと終わった。読み終えた。この本(駒澤真由美『精神障害を生きる 就労を通して見た当事者の「生の実践」』)、530頁くらいあるんだ。読み応えはバッチリで、今、わたしは大きな達成感を感じている。読むだけでこれだけエネルギーが要...
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