煮物de誕生日

いろいろエッセイ

 先日、誕生日だった。母の誕生日。今年で67になるんだ。というのも、わたしがもう今年で40なんだから、それくらいになってもおかしくはない。
 そんなわけでハッピーバースデーはどうするべ?、的に考えるとやっぱケーキでしょう。星家では毎年、近所のケーキ屋さんの大きなバースデーケーキを食べるのです。ではなくて(ってオイ!)、ヤマザキのショートケーキかチョコレートケーキ(二きれ入っててだいたい300円くらい)を近所のスーパーで買ってきて仲良く食べるのです。それで「誕生日おめでとう」と質素ながらも祝うのです。
 が、今年はそうもいかなくなった。何と母のお腹の調子が悪いらしく、何でも下痢しているとのこと。下痢している人にケーキとか無理ですよね。ですよね、やっぱ無理ですよね。そんなわけで、ケーキはまた後日のお楽しみにして、できることをやろうとわたしは心に決めたのです。
 というわけで煮物つくりました。腕によりをかけて煮物つくりました。それがねぇ、また星さんが作る煮物っていうのがねぇ、しょうゆ、みりん、酒、水で作るんだけど、本に載っていた有名な料亭のやつだから、これまたうまいわけよ。煮物って言うと、大抵弱火でじっくりコトコト煮込むイメージがあるけど、この煮物は違って、強火でガーって煮詰めていく。どんどん水分を飛ばしていって、汁が残り少しになるまで煮ていくわけなのだ。にんじん、たまねぎ、鶏肉、以上てな煮物なのです。
 それから野菜スープも作りました。これはすごく簡単にできるやつで野菜と水を重量比で1:3にしてあとは煮るだけなの。一度沸騰させてそれから弱火で30分煮込んで、ほい完成。うーむ、料理って続けていけるシンプルさ必要だよね~。
 となれば、煮物にろうそく立てて火をつけて、ふぅ~って消してもらう。って煮物にろうそくは無理だろ。自分でぼけたけれど、あまりにも唐突すぎてこのボケは少しばかり不自然だったな。煮物にろうそくが立てられない、となれば、おかゆにろうそくを立てるしかない(どこまでろうそくにこだわるのでしょう?)。
 おかゆ、煮物、スープ、以上。ただこれではわたしには軽すぎる。1日2回のヨガをやっているわたしは、夕食前にもヨガをやりもはや空腹マックス。そういう時はどうするか。大豆プロテインの登場であります。大豆プロテイン、結構お腹にたまります。これ飲んでからだとあまり食事も入らなくなって体のひきしめにも効果大!
「誕生日おめでとう」。ケーキも豪華なごちそうもないけれど、あるのは慎ましい愛情。それで十分。十分だと思います。何よりも誕生日を祝う「おめでとう」と思う気持ちがあればもうそれでいいわけです。
 そして、わたしお手製の煮物とスープを楽しく食べ、67回目の母の誕生日は過ぎ去っていったのでした。本当はケーキで祝いたかったけれど、これはこれで良かったな。結局ろうそくは活躍せず(まぁ、ろうそくはちょっと言ってみたかっただけでケーキを食べれても立てないのです)、おかゆはろうまみれにもならず、無事に誕生日終了~~。
 生まれて、そして死んでいく。それが人間の避けられない営み。だからこそ、毎年の誕生日が非常に重い意味を持ってくる。誕生日おめでとう。後日ケーキ食べましょう。お母さん、元気ですこやかでいてね。
 と30分。ピピピピピ。鳴っております、タイマーが。というわけで終わります。じゃあね。またね。

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