書けない

いろいろエッセイ
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 鳥のひなの鳴く声がする。最近、我が家の台所の換気扇に鳥が巣を作ったらしい。どんな鳥だろうと、姿を見たいものの、ちょうど見えない感じになっていて、どうしたものかと思っている。鳥の巣は内側からは、巣が作られている枝々は見えるのだけれど、肝心のひな鳥は見えなくて、とてもはがゆい。
 それでも親鳥がしきりに餌を運んでくるのだろう。それは可愛らしい声で鳴くんだ。今も台所で執筆していて、その声がはっきりと聞こえてくる。
 今ぐらいの季節というのは、ツバメも巣作りをして、かわいいひながいるのを時折見かける。軒下に巣を作る場合には、はっきり全部見えるからとてもそれがうらやましい。
 とここまで鳥のことを書いてきたものの、もうすでに書くことがなくなってきてしまっている。どうしたものか。
 案外、わたしは無思想なのかもなって思う。一応キリスト教徒ではあるものの、それ以外のことについては特にこれと言って主義や主張があるわけでもなくて、何かポリシーがあるわけでもない。平凡などこにでもいるようなお兄さんを想像してもらえばいいかと思う。
 それでも、生活をしていると思うことはある。今、脳裏をかすめたこと。それは自分もいつかは死ぬんだなっていうこと。
 何だか話が急にネガティブに傾きつつあるけれど、星さんどうしたの?
 いや、それがね。何だか急に不安になってきてしまってね。自分が次の瞬間にでも死んでしまったらどうなるのかなって不安になるんだ。何も死にたいわけではなくて、これからもわたしは生きていきたいし、生きていくつもりだ。でも、急に不安になってきたんだな。この時間、今、夜の7時くらいなんだけど、急に物寂しくなってくるから不思議だ。ちゃんとこれからもわたしはわたしとしてやっていけるのだろうか、ってね。
 わたしがわたしとしてやっていく。これからもちゃんと、しっかりと。
 おそらくわたしが最近、ここ数日、散歩をさぼっているのが不安を喚起させているのだろう。不安になったところで、いいことなんて何もないのに不安になってしまっている。
 昨日はあれだけケラケラ好き放題、饒舌に書けたのに、今日は筆が進まない。まぁ、こういう日もあるさ。ここまででおよそ900文字。
(3分経過)
 書けない。書くことがない。疲れているのだろうか。頭の中がいわば真っ白になっていて、固まってしまっている。フリーズ。
 おそらく頭の中がフローズンヨーグルトになってしまっている星はここあたりでこの文章を終わりにしたいと思う。
 ちゃんとした日本語になっているといいな。短いですが、今日はこのあたりで。では。

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