自分の体と心の声を聞く

 今朝も起きると、アーユルヴェーダに従い、舌磨きに、白湯飲みに、オイルうがいに、と朝のルーティーンを黙々とこなす星である。今日は5時半頃に起きたので、ルーティーンをこなしてお風呂にも入ると、もう7時。いやぁ~、本当は4時半に起きるつもりだったんだけど、あまりの眠さに二度寝してしまい、結局5時半になっちゃった。二度寝して5時半ってどんだけ早起きなんだ、って感じだけれど、それでもわたしの理想としてはもう少し早く起きたいものだなと思う。
 それから簡単に朝食を作る。時間がないので手抜きをして(おいおい。)、ほうれん草のゴマ和えに半熟卵といった質素なお食事。でも、それでもいざ食事が始まって実食ともなれば、ほうれん草のゴマ和えのうまさに母とわたしは「うまい」とうなるのだった。スーパーのお総菜コーナーで売ってるやつより、量が多いし、味も薄味で健康的でしょっぱすぎない。で、もちろん安い。一束157円のほうれん草がそうだな、500円くらいに化けているじゃないんかって感じだ。
 そんなこんなで食事が終わり、食器を洗い(って実はまだ洗ってなくてそのままなんだけれど)、散歩へ出発!!
 意気揚々と散歩へ出掛けました、と書きたいところだけれど、そうは問屋が卸さない。何だかよく分からないけれど、頭の中に薄いもやのようなものが一枚かかっているのです。お天気も良くて、お日様の光も当たっているのに、どこか気分が絶好調とならない。どこか疲れているかのようで、今一つ本調子ではない。なぜなのだろう? アーユルヴェーダの教えにならって、自分の体と心の声に耳を澄ましてみる。わたしの心から聞こえてきたのは、「昨日結構、無理するまではいかないものの、それでも長時間活動してたよね。今日はすこしゆっくりして休みたいな」という声だった。その声を聞きながら、「そうか。少し飛ばしすぎたか」と反省するわたし。アーユルヴェーダでは食事の時にも自分の体の声に耳を澄ませることを勧めている。「ちょっと脂っこいものを食べ過ぎて胃が疲れてるよ。さっぱりしたものがいいな」と体がわたしに語りかけるときには、さっぱりとした消化のよいものを食べて、反対に「もっとガッツリしたものを体に入れてほしい。もっと油がほしいよ」と言う時には、それなりに油分の多いこってりとしたものを食べる。そういう自分の体の声を聞いていれば苦しくなるまで食べ物を詰め込むこともなくなるし、そうすることによって未消化物のアーマ(アーユルヴェーダでは未消化物をアーマと言う。)が増えることがなくなり、健康的な状態へとなっていくのだ。
 この自分の中の声を聞く、というのは心においてもあてはまる。つまり、自分が何かをやろうとしているときに自分の心の声を聞いてそれをやりたいのか、それとも嫌なのかを判断するのだ。これはすごくわたしにとって役立つテクニックで、今までわたしは自分の心の声を無視してきたなっていうことに改めて気付かされたのだ。自分の本音というか、本心というか、そういったものに耳を澄ませてみると案外自分は正直者で、「これはやりたくない~!」と訴えているのだ。で、その心の声を尊重してそれを聞き入れると無理してまでやってしまうことがなくなる。こうした微細な心の声はわたし自身、まだまだ聞き逃してしまうことが多いのだけれど、もっとそれが強く発せられるときがある。それは痛みだったり、苦しさだったり、不調だったり、不快感だったりする。これらがある時にはやっぱり自分の体と心は悲鳴を上げていてわたしに助けを求めているのだ。これらを無視し続けた先に重篤な病気が待っている。アーユルヴェーダは西洋医学とは違って、健康から病気に至るまではグラデーションでいくつかの段階があると考えている。中国医学よりもさらに細かく見ていて、その図を見たとき、あぁ、病気というものはある日突然なるものではなくて、段階を踏んで悪化していっていわゆる発病に至るのだなとわたしは非常に納得したものだった。
 自分の体と心の声を聞くのは簡単そうで案外難しい。体はやめてって訴えているのに、食べ物をかきこんでしまうし、疲れているよって言っているのに、無理してオーバーワークしてしまう。でも、この自分自身の声を聞くという技術を知ることができただけでも本当に大きな収穫であったと思う。やはり、無理をするのは良くない。それは自分自身の体と心の声を無視して自分をいじめ続けることなのだから。この一生使える有益なアーユルヴェーダの基本テクニックがもっと多くの人に活用されたらと思ってやまない。現代人には自分自身の体と心の声をないがしろにして、省みようとはしない人が多いんじゃないか。無理をし続ければ、自分自身からの声を無視し続ければ、いいことはない。
 そんなわけで、自分の体と心の声に耳を澄ませて毎日をていねいに送っていけたらと思う星なのである。アーユルヴェーダでいいこと教わったな。これは一生もののテクニックだ。

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