何か最近、人からほめられてもあんまり嬉しいと思わなくなってきた。嬉しいことは嬉しいのだけれど、自分の表面をつーっと滑っていくような感じで、心の奥底までガツンと来ない。「やりたいからやってますけど、何か?」みたいに距離を置いている感じ。
昔のわたしは人からほめられるために何かをやることが多かった。だから、自分の気持ちは人任せで、誰かがほめてくれれば最高になって、批判されたりけなされればどん底。アップダウンの激しいジェットコースターだった。
そんなわたしがヨガと出合って実践していくうちにその感情の振り幅が小さくなってきた。とは言いつつも、完全にその上下の幅がなくなったわけではない。でも、確実に小さくなってきたように思う。
この振り幅がほぼゼロか、もっと進んでゼロになった時に心が止まって止滅するのだろう。反対に心の動きが激しい人は、注意が散漫であっちこっちへと思考が飛びがちで落ち着くことがない。
そのどちらがいいとか悪いとかそういう話ではなくて、ただヨガをやっている人は静かで穏やかな境地を目指しているだけのこと。もちろん、ジェットコースターのような人生もそれはそれで味はある。でも、最後は本人次第。何を選び、何を選ばないかというだけのことだと思う。
感情の振り幅が小さくなって、不調になっても持ち直すのが早くなった。ヨガがじんわりと効いてきている模様。
1983年生まれのエッセイスト。
【属性一覧】男/統合失調症/精神障害者/自称デジタル精神障害/吃音/無職/職歴なし/独身/離婚歴なし/高卒/元優等生/元落ちこぼれ/灰色の高校,大学時代/大学中退/クリスチャン/ヨギー/元ヴィーガン/自称HSP/英検3級/自殺未遂歴あり/両親が離婚/自称AC/ヨガ男子/料理男子/元ポルノ依存症/
いろいろありました。でも、今、生きてます。まずはそのことを良しとして、さらなるステップアップを、と目指していろいろやっていたら、上も下もすごいもすごくないもないらしいってことが分かってきて、どうしたもんかねえ。困りましたねえ、てな感じです。もしかして悟りから一番遠いように見える我が家の猫のルルさんが実は悟っていたのでは、というのが真実なのかもです。
わたしは人知れず咲く名もない一輪の花です。その花とあなたは出会い、今、こうして眺めてくださっています。それだけで、それだけでいいです。たとえ今日が最初で最後になっても。