わたしがヨガの帰りに途中下車して海に寄ると、よく見かけるおじいさんがいる。そのおじいさん、わき目もふらずにゴミ拾いをしているんだ。
わたしはそのおじいさんに心動かされて、今までに何回か「ご苦労様です」と声をかけた。すると、そのおじいさんはすごく嬉しそうな顔をして「散歩がてらやっているんですよ」と明るい声で答えてくれる。
そのおじいさんはそのゴミ拾いをやったところで、お金がもらえるわけでも、ステータスが上がるわけでもない。たぶん、多くの人は海に来てもそのおじいさんには関心を払わないだろうし、感謝されることなんてまずないと思う。でも、おじいさんは今日も海のゴミ拾いを続けている。あの感じだともう何年もやっている感じさえする。
何かそんな姿を見ていたら、自分がすごく幼稚な人間のように思えてきた。聖書の表現を使うなら、人々の前でラッパを吹き鳴らして、それだけではなくて「上手だね」とか「いい音だ」「感動した」などとほめられることを求める。そして、それが得られないと「何でこんなに一生懸命ラッパを吹いているのに誰もほめてくれないんだ」と怒り出す始末。
あのおじいさんの爪の垢を煎じて飲んだら不味いけれど(断定)、人徳がわたしとは違いすぎる。見返りがないのにそれでもやっている所がわたしとは大違い。でも、あのおじいさんは逆説的だけれど、誰よりも見返りを受けているんだろうな。いいことをやっているという満足感をね。
追伸
あれから海であのおじいさんにまた会った。そして、話をすることができて、何とそのおじいさん、ゴミ拾いをもう20年もやっているらしいことが判明。わたしが20歳の頃からやっているわけか。
そのおじいさんは明るい調子でこう言う。「ゴミ拾いをやって汗だくになって、家に帰ってからシャワーを浴びるのが最高なんですよ」。そのおじいさんの明るさがわたしを照らしてくれているようで、わたしは会うたびに元気をもらう。
ほとんど誰からもほめられもしないだろうし、ましてや表彰なんてされてもいないだろう。でも、海辺のゴミ拾いを続けるおじいさん。本当、素晴らしいなって思う。わたしがみんなを代表して表彰してあげたいくらい。
そんな感じでそのおじいさんはできなくなるまでこのゴミ拾いを続けるはず。
見返りをすぐに求めてしまうわたしがとても恥ずかしい。以上、追伸でした。
わたしは精神障害者で吃音がある40代の男です。
教会を離れたプロテスタントのクリスチャンです。6年くらい教会生活を送りました。
キリスト教神学を勉強したり、ヘブライ語もやってみたりとすごく熱心な信徒でした。
毎週のように礼拝には休むことなく参加して、教会の集会にもほぼすべて参加していました。
今はヨガの道場へ通ってヨガの練習をしています。
毎日、瞑想もしています。
最終学歴は高卒で20代の頃に大学を中退しています。
福祉の勉強をしていたのですが、精神的な不調になり中退しました。
それから仕事などに就くこともなく現在に至ります。
また、放送大学で心理学を勉強しようと入学しますがそれも中退。
金銭的な理由と心理学への興味関心がなくなったのでやめました。
資格はたしか中学生の頃に英検3級を取りました。
でも、英語はほぼ忘れたのでEnglish,I don’t knowです(笑)。
資格はそれ以外にはないです。なかなかのフル装備です。
どこにでもいる平凡な人ですがエッセイを書いてこのブログで発信しています。
「無職が何を言っても説得力がない」とか「働け」などとある人から言われましたが、生きているだけでもいいと思っています。
まずは生きていること。死なないこと。
そこからできそうならステップアップしていきましょう、というわけで今はヨガとかお料理などを一生懸命やっています。
というわけで今ステップアップしようとしているところです。
最近、HSPの本を読んでどうやらわたしがそうだということが分かり、あぁやっぱりなと思いました。
人の言動から影響を受けやすくて、刺激に対して敏感な感じで、騒がしい場所や大きな音などが苦手です。
街などで2時間とか3時間くらい過ごすとだいぶ疲れる感じです。
集中力も長くて1時間半くらいしか続かなくてそれ以上続けると調子が悪くなってきます。
あとパソコンとかの画面が苦手で長い時間やっていると決まって不調になります。
毎日のようにヨガの道場へ行き1時間半くらいの練習をほぼ毎日のようにしています。
しかもそのやっているヨガがあの運動量が多くてきついと言われているアシュタンガヨガだったりします。
たしかに楽ではなくてそれなりにきついのですが、練習が終わるとものすごく調子が良くなって気分も上向きになってスッキリします。
心身共に強くたくましくなってきて精神的な不調になることもだいぶ減ってきました。ヨガから不思議な力を感じています。
このブログのアクセス数はさっぱりですが、それでもわたしは幸せです。
と言いつつも、ちょいちょいアクセス数がどうだのとぼやいたりしてはいますが。
ちなみに彼女募集中(?)です。