自然の中で体を動かすのが一番効くのよ

いろいろエッセイ
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 さてさて皆様、いかがお過ごしでしょうか? 毎日を元気に快活に過ごされていますか? わたくし星は元気にやっております。
 というわけでして、最近気が付いたものすごく素晴らしいことがあるので皆様とぜひシェアさせていただきたい。というのは、自然の中で体を動かすのが最強の薬のようなのです。
 これを始めて今日で4日目くらいになるのだけれど、何だか人生がさらに好転してきたようなのです。アシュタンガヨガを始めて人生好転してきました、とは以前にも耳にタコができるくらい言っているかと思う。そして、最近それと同じか上回るものを見つけた、というわけなんだ。
 最近のわたしは毎日、あの初日の出を拝みにも出かけた森の公園(星命名。ちゃんと正式名称は別にある)へと出掛けている。で、公園に着くと中を30分くらいぐるぐる何周もして歩き回る。それをするとあら不思議。頭の中がスーっとしてきて、雑念がなくなって、さわやか~な気分になるのです。そのさわやかさ、爽快感はタダモノではなくてまさに至福の一時と言ってもいいくらい。とにかくメンタルというか、脳味噌の中でアルファ波がおだやかに出始める。それはそれは心地いいのです。
 家に着いて配達してくれてある新聞を開いて、ネガティブな記事に直面する。が、それすらも自分自身がとてもさわやかな気持ちでいるものだから、軽く受け流せる。皆さん大変ですねぇ。でも、わたしは軽快で爽快なんですよ。などと右の耳から左の耳へとお説教が流れていくかのように自分の中にそのどす黒い情報だったり感情だったりが残らない。流せる。さらさら~、さらさら~、と。これってかなり精神状態がいいのだと思う。いつもだったらネガティブな感情が新聞の記事に触発されてわいていたのに、それがないんだからどうしちゃったものかねぇとも言えなくもない。でも、とにかく自分がさらさらとしていて、きれいになっていてそうした黒いものを受け流せてしまうんだ。
 ここ数日間、その森の公園での30分以上のお散歩を始めてからというもの、いくつか変化があった。変化は一つだけではなくて、複数あるのだけれど、列挙していくと、無駄な食欲に無駄な性欲に無駄な物欲がなくなってきたことが挙げられると思う。今日はちょっと午後パソコンをやったせいでまたその反動で食べ過ぎてしまって苦しいのだけれど、ここ最近は食べ過ぎることがほぼなくなっていた。食欲に溺れてしまう感じだったのが、サラっと線を引いて「もうこれくらいでいいや」と割り切ってやめることができるような、そんな感じになってきたんだ。そして、さらに性欲しかり、物欲しかり。あんなにムラムラしてポルノをドカ見したり、ネットショッピングをするためにサイトをグルグル見たりということもなくなってきて、何だか欲望がスーっと溶けていったような感じがする。緑豊かな公園を30分も歩いていると、とにかく無駄な欲望がそぎ落とされて流れていく。それが食欲だったり、性欲だったり、物欲だったりするわけで、あぁ、こういう風にやればいい感じになれるのかとすごく腑に落ちているわたしだったりする。
 反対にパソコンでネットをやり、ポルノを見たり、ネットショッピングを見たりするとますますそうした食欲、性欲、物欲が増してくる。渇き始めるといった感じになってきて、もっともっと、まだ足りない、もっともっとだとなってくる。
 森の公園を歩いていると欲望である渇望はスーっと溶けてなくなっていく。そうしてそれでも自分の中にある欲望は本当に厳選された、言うならば清い欲望でそれもガツガツ求める感じではなくて、「あぁ、これをやりたいなぁ」と透き通った気持ちで思えているようなことばかりなんだ。欲望が程良い塩梅になってくると言うのが適切だろうか。程良い感じに、熱すぎず、かと言って冷たくなりすぎず適温を保っているようなそんな状態。あれもほしい、これもほしい、みんなほしい、みんなやりたいではなくて、厳選されてくる。やりたいこと、つまりは欲望が練り清められる。そして、本当にやる価値があって清いものだけが残る。人に見せびらかすためのものとか見栄を張るためとか、一応これくらいはやっておくべき、みたいな欲望はもう取り除かれている。純粋にこれをやりたい。それも前から望んでいたことで、それをやったり叶えたりすることによって、人生がさらに好転していくような、そんな欲望だけが残っている。
 というわけでして、今のわたしにとってすごく効いているお薬のようなものが、ヨガとこの自然の中でのお散歩なのです。この2つ、すごく心も体も整えてくれる。無駄な欲望をそぎ落としてもくれてとにかく調子が良くなる。あなたもぜひお試しあれ。
 と言いつつも、今のわたしはいかんせん食べ過ぎてお腹が張って苦しい。ネットなんかやるものだから過食になってしまっている。
 ネットもポルノも要は人工的な物で刺激が強い。さらにそれらは人類の長い歴史の中ではほんの数秒前に登場したものでしかない。人類の歴史においてはネットがなかった期間の方が圧倒的に長くて、この技術はほんの少し前にできたものでしかない。だから、ネットもポルノも人にとっては不自然極まりないもので、まだ適応することはできていない。人間の体の仕組みだったり、脳はまだ狩猟採集時代のままなんだ。となれば、人間は動くようにできている。運動するようにできている。小さなスクリーンの前で指先だけを動かして画面をひたすら凝視するようにはできていない。
 やると調子が良くなること。それは自然なこと。人工的なことではなくてナチュラルなことなんだ。
 わたし自身も振り返ってみると、精神疾患を発病した時というのはデジタルにとにかく浸かっていた。毎日長時間パソコンをやり、ポルノもたくさん見ていた。そんな調子であれば、人と関わるのが苦手となり恐怖感さえ生まれてくる。そうなるとまたさらにパソコンやポルノに逃げざるを得なくなってきて、悪循環をぐるぐる、ぐるぐるとしていきどんどん悪化していく。あの頃のわたしは人が怖かった。大学生で下宿していた時なんて隠れるように人目を避けてごみ出しをしていたくらいだったし、言語障害の吃音も悪化していて重かった。そんな背景があるわたしの精神疾患だからわたし的には統合失調症と言うよりはデジタル統合失調症の方が的確な表現ではないかと思う。現に今もパソコンなどでネットをやったり、ポルノを見たりするとガクっと調子が悪くなるし、逆に緑のある公園をお散歩したりヨガをやったりすると調子が良くなるのだからデジタル機器の使用によるものなのだろう。
 わたしが40歳にして気付けたこと。自然の中で体を動かすのはすごくいい。以上、ってあっけないくらいだけれど、これだけで多くの精神疾患の人が良くなって治ってしまうんじゃないかと思う。下手に薬を飲むよりも人によってはこっちの方が効くかもしれないと思うくらいにだ。ただこれをやってしまうと、病院も製薬会社も儲からなくなってしまうから、あんまり医者もそれを全面的にすすめたりすることはないのだけれど。これを国家プロジェクトにしたら精神疾患のある人に限らず多くの人が精神的な不調から解放されて救われると思うんだけどな。
 この記事をここまで読んでくださったあなたはすごく幸運な人だと思う。だって最強のメンタル改善法を知ることができたわけなんだから。いやぁ~、このことにわたしが10代とか20代の時点で気付けていたら人生変わっていたのになぁと悔しく思うくらいだ。でも、わたし的には死ぬまでに気付けて良かったなぁって思ってる。死ぬまで気付けず、生涯不調なままで死んでいく人も多いだろうから。お薬を大量に浴びるように飲んで、それでも治らなくて、最後の手段として電気ショック療法とかやってみても、それでもダメでという人、結構いるみたいだから。まぁ、そうは言っても重症な人にはたくさんのお薬が必要な場合もあるとは思いますよ。でも、多くの精神疾患の人にはそんなにたくさんの薬は必要なくて、ただ自然の中を歩く。それも毎日のように、を実践していく。それだけで治る人、たくさんいるんじゃないかと思う。朝散歩だけで治っちゃったとかね。緑のある公園を朝散歩する、が最強だと思いますよ。人工的な物を遠ざけて、ナチュラルな、自然な物を生活に取り入れて、やることもすべからくそういう感じにしていく。だからと言って狩猟採集をしなさい、とか言うつもりはないけれど。
 やるかどうか迷った時には「それは自然なもの?」と問えばいい。いや、これは人工的な物で不自然な物なんだとなれば、それは遠ざけた方がいい。でも、矛盾するようだけれど、お薬は自分で勝手に減らしたりやめたりはしないようにお願いしますね。わたしも毎日お薬飲んでます。これは必要最低限なお薬ですから、って本当に必要なのかなぁという気もしないことはない(ないがないは気がするってこと)。まぁ、ぼちぼち行きましょうや。そして、ぼちぼち医者に聞きながら減らす方向でやっていけばいい。
 ネットは生活に必要なものだから完全になくすことはできないとしても、ポルノはお酒だと思ってやめたいと思っています。ってポルノ断ち宣言を何気にしているわたくしであります。いつまで続くことやら。今日も誘惑に負けそ……。負けてない。まだ負けていませんよ。負けそうになっただけでね。ポルノは酒。体に悪いお酒。と少々脱線しつつも、森の公園でのお散歩をできたら毎日やっていきたいと思っている健気な星さんなのでありました。神様、教えてくれてありがとうございます。素晴らしい気付きを神に感謝しつつ、ぼちぼち無理せずやっていきたい。

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