掃除機つまって遠心力で解決

 昨日はブログの記事が書けなかった。というのもアクシデントが発生したからだ。
 母が近日引っ越しをするとのことで、そのための片づけやら何やらをやっていた星さん親子だったのですが、順調に物事が進んでいくかと思いきや、何と母が掃除機をつまらせたのです。それも話によると靴下を吸い込んでしまったとのこと。マジで? マジかよ。マジらしい。マジなもんはどうにかこうにかするしかない。
 というわけで、掃除機救助隊の星隊長1名が任務についたのであります。
 というものの、どうすれば掃除機のホースにつまった靴下を取り除くことができるのか、隊長でありながらも未踏の領域でしたのでまずは情報収集。今はネット社会で便利だもんね。きっと、ネットにはこうすべし。ビシィィィ!! っと鮮やかな解決策を教えてくれるサイトがあるに違いないとまだ見ぬ親切情報サイトに期待しつつ情報収集を始めたのです。
 掃除機のホースがつまったら。ワードを入れて検索すると出てきました、出てきましたよ。何でもモップの柄を突っ込んで押すといいとのこと。試す。少し動いた。が、決定打にはならない。掃除機のホースにつまった黒い靴下はしっかりとはまっていて、そう簡単には外れそうもない。もう手前まで来ているのに、もう少しなのに。決定打が。決定打が欠けるんだ。
 そんなこんなで1時間ほど経過しておりました。必死で掃除機を救助しようと試みるものの、あともう一歩のところでできない。もうホースの入り口付近まで来ているのに。決定打がほしい。が、○イックルワイパーの柄で押してもガチガチになっていて、もうウンともスンとも言わない。このまま力任せにやることもできるけれど、もしこの力が変な方向に行ってしまったら、掃除機のホースが壊れてしまう。掃除機も一応家電なんだ。だから、繊細に扱うところは気を付けて扱わないと大破損になりかねない。
 と、さっき見たサイトに「お庭のある方は掃除機のホースを手で持ってブンブン振り回してみてください」とあったのを思い出した。遠心力。遠心力なんてたかが知れてると思って試してみなかったものの、溺れる者は藁をもつかむ、ではないけれど、疲労困憊で焦りさえ出始めていた星隊長はこの遠心力というあまり頼りにはなりそうもない代物に賭けてみることにしたのだった。
 ブンブンブンブン。隣の家の人が見てたら、星さんのお兄ちゃんたら何やってるんでございましょう、てな異様な空気さえ漂っていたけれど、もう人目なんか気にしちゃいられない。目指すは掃除機のつまりを解消すること。この一点しかない。
 4回くらいブンブンしたらつまっている靴下がどうやら遠心力で動いたらしいことが分かった。いや~、星さん38年生きておりますけれど今まで遠心力というものをナメておりました。あんなにモップの柄でうんうん押してもダメだったのが、たった数回ブンブン回しただけで動いたのです。
 それでもこれではまだ回し方(ブンブン回すのが)が足りないだろうと思った星はそれからさらに十数回手で持ってブンブン回しました。
 そして、ホースの中を見ました。もうそこまで来ているではありませんか。まさにこれはウルトラマンレオの二つ目の主題歌の「レオはそこまで来ている~♪」のあの歌の通りではありませんか。靴下そこまで来ている~♪ 星さん喜びあ・ふ・れ・る♪
 星隊長殿はさらに仕上げのブンブンをしました。ブンブンブンブン、カナブンではなくてブンブンブン。とカナブンしましたら、いえ、ブンブンしましたら指が届く位置まで靴下キタ~~。そして、そして、それを渾身の力で引きずり出す。レスキュー完了~~!!! 任務完了!!!! 「!」をいくつ連ねても足りないくらいの感動がそこにはあったのです。
 そして、玄関で待機していた母にそのつまっていた黒い靴下を誇らしげに見せながら、「もう面倒だからつまらせないでよね」と明るい嫌みのない調子で一言。母はわたしに何度も礼を言うと、「これ、便利屋さんに頼んでいたら何千円もかかってたよ。今度、お礼にお寿司おごらせて」ととても嬉しそうに興奮気味に言ったのだった。
 気が付くと、母が「つまらせたみたい」と言ってから悪戦苦闘で2時間が経っていた。それが始まったのが午後の3時頃だったのだけれど、実は「ぐだぐだ不調日記」を書いてもよさそうなくらい調子が悪かったのだ。だから、これから不調日記でも書こうかなと思っていた矢先だったのだ。このことにかかりっきりで時間を使ったのでブログが書けなかった。そして、1時間くらいかけてヨガをやろうかなと思っていたもののできなくなった(結局全部終わって5時半頃から30分だけヨガはやったけどね)。でも、この達成感とやりきった爽快感はハンパなかったな。もうダメだと何度も思った。しかし、遠心力が、今まで完全にナメ切っていた遠心力に救われたのだった。神様はこのことを通してわたしに何かを教えてくださろうと思われたに違いない。自分のことをやる時間はほとんどなくなったけれど、なぜかそれがとてもすがすがしい夏の日の出来事だった。
 それにしても遠心力はマジですごかった。遠心力、あなどれない。
 掃除機がつまったらブンブン回すのがいいと分かった38歳の夏でした。

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