お金と時間の使い方

キリスト教エッセイ
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 昨日、寝たのが少しばかり遅かったせいか、どうもスッキリしない。それに今朝はあいにくの曇り空でこれまたスッキリしない。スッキリしない続きが続いているわたしだが、それでも日は昇ってくる。一日が始まった。と、ふとこんな箴言が頭にぱっと浮かんだ。
 この言葉は、本で読んだものか、それとも教会のOさんの言葉だったのかはっきりとしない。これまたトリプルでハッキリしない続きの星である。が、その言葉はとても賢明で思慮に富んでいて、わたしは教えられるところが大きかった。
「その人がどのような人なのか判断したければ、その人の時間とお金の使い方を見なさい。」
 鋭い。実に鋭い核心をついた言葉である。この吟味から逃れることのできる人はおそらくいないことだろう。みんな誰しもが、時間とお金を何らかのものに使っているからだ。だから、逃げ場はない。
 この確認作業がなされる時、人は丸裸になる。そして、むき出しのその人のありのままの姿が現れてくる。
 時間とお金を何に使うかは基本、その人の自由だ。人に迷惑をかけたり、自分を傷つけることでなければ、どんなことをしても自由だからだ。自由である。だからこそ、その人の個性や裁量がモロに現れる。
 わたしは何に時間とお金を使っているかな、と自己吟味をしてみると、おもに時間を用いているのは、セルフケア(アーユルヴェーダ的なやつ)、読書、勉強、料理といったところだろうかと思う。では、お金はどうか。そうだなぁ。本を買うことに使うのが大半だな。あと日常のこまごまとしたものを買ったりとか。それらは自由に使えるお金で、わたしの家計ではエンゲル係数(全支出のうち食費の占める割合)がやっぱり多いかな。贅沢をしてるわけではないんだけど、収入自体が少ないから食費で結構持ってかれてるような感じだ。
 あなたは何に時間とお金を使っているだろうか。これってすごく人を見るときに役立つ基準で、その人が信用できるか見るときにも使えると思う。
 わたしは一時期パートナーがむしょうにほしかったのだけれど、今のところは落ち着いている。まぁ、焦らなくても神様がきっとわたしにみ心なら与えてくださるだろうくらいの気持ちでいる。焦る必要はない。
 とここでも、この、人を吟味する方法は役立つのである。わたしが一番受け入れられないのはどんな人かと言えば、時間とお金をあてどもない衝動的な買い物に費やし、借金まみれで、それでも買い物がやめられなくて、酒やタバコに入り浸っていて、ギャンブルに人生の大半を費やしていて、男遊びと男漁りがやめられなくて、自分の美容のためにはお金を湯水のように使うような人である。
 反対にどのような人が好みかと言えば、上のことなどをせず、お金を無駄遣いしないで、時間は読書や勉強や仕事や料理などの家事などに真面目に使い、本や参考書や生活の質を上げるためのものにお金を使う。しっかりと自分の時間とお金の使い方をコントロールできているきちんとした現実感覚がある人がわたしのタイプで、わたしが何か無駄遣いした時にしっかりとそれを指摘してくれるような人がいいな。(案外、尻に敷かれるのも好きなのかも。姉御タイプも満更でない?)
 お金と時間。この2つをどう使うか。このシンプルなことの良し悪しでその人の人生は良くもなれば悪くもなる。だから、人生においてこれらは最重要ポイントだ。
 そして、これらのものが神様から与えられているものだということもお忘れなく、とわたしは言っておきたいのだ。お金を無駄遣いする。時間を良くないことのために使う。神様は見ておられる。そして、ご自分がわたしたちに与えてくださったお金と時間をどう用いるかをしっかりと見ておられるのである。
 お金と時間を大切に使おう。それが神様の望まれることで大切に使ったら神様もきっと喜ばれるよ。そして、自分自身もすがすがしい気持ちでいられて、幸せになっていく。これらの使い方は本当、侮れないよ。
 時々、自分にこれらの使い方をきちんとできているか問いかけながら日々をていねいに生きていきたい。

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