辻信一『スロー・イズ・ビューティフル』を途中まで読んだ。
わたしは何を急いでいたのだろうとまさに目からウロコなことがたくさん書かれていた。
そんなに急いでどこ行くの、てな感じがしてきた。そんなに急いでその浮かせた時間で何するの? どうせ大したことをしないんだろう?
60分かかる作業を大急ぎでやって40分で終わらせたとして、その浮いた20分で何をするのか? どうせ休む時間にあてるのが関の山だろう。
たしかに同じ時間生きているとしたら、ゆったりと時間を送った方が断然時間を大切にできている。急いで何かをやることは時間を雑に送ることではないか。粗末に扱うことではないか。どうせ急いでやっってもせいぜい1.5倍程度のスピードアップにしかならない。
わたしの人生において何かをていねいに味わうことなく、いつも流れ作業のようでは人生を享受できていないではないか。
しっかりとじっくりとていねいに自分が生きているこの瞬間を味わう。それこそが神様から与えられた時間を大切に使うこことであり、流れ作業のようであるよりは神様も喜ばれるのではないか。
急がなくていい。急いで生きてもゆったり生きてもどちらにしろ人生の長さは変わらないのだから。時が来れば死ぬのだ。だから焦らなくていい。それに焦っていい仕事はできない。
時間を計るのもやめよう。そんなことをするより、多くの時間勉強した方がいい。スケジュールもやめよう。そんなことを思った。
スロー・ダウンを目標にこれからやっていこうと思う。
1日のうちボケーっとする時間も意識的にとるようにしたい。
わたしの文章も変わってくると思う。どんな風に変わってくるかとても楽しみ。
1983年生まれのエッセイスト。
【属性一覧】男/統合失調症/精神障害者/自称デジタル精神障害/吃音/無職/職歴なし/独身/離婚歴なし/高卒/元優等生/元落ちこぼれ/灰色の高校,大学時代/大学中退/クリスチャン/ヨギー/元ヴィーガン/自称HSP/英検3級/自殺未遂歴あり/両親が離婚/自称AC/ヨガ男子/料理男子/ポルノ依存症/
いろいろありました。でも、今、生きてます。まずはそのことを良しとして、さらなるステップアップを、と目指していろいろやっていたら、上も下もすごいもすごくないもないらしいってことが分かってきて、どうしたもんかねえ。困りましたねえ、てな感じです。もしかして悟りから一番遠いように見える我が家の猫のルルさんが実は悟っていたのでは、というのが真実なのかもです。
わたしは人知れず咲く名もない一輪の花です。その花とあなたは出会い、今、こうして眺めてくださっています。それだけで、それだけでいいです。たとえ今日が最初で最後になっても。