たしかあの日は雨が降っていた。その日、わたしはキャベツの苗を買ったのだった。面倒くさがり屋の星はキャベツを種から育てない。苗から育てるのだ。というわけで、スーパーの外の園芸コーナーでキャベツの苗を買った星。その時にはまったく気が付かなかった。素晴らしい出会いが待っていたことに。なんて書くと、それから星どんラブロマンスか何かですかい?、と期待は高まることだろう。でも、色恋ばかりがすべてではない。
家に到着。ふと今買ってきたばかりの苗を見る。すると、そこに小さなものが付いているではないか。えっ? もしかして、かたつむり? 何と米粒より少し大きいくらいのかたつむりがそれとなく、キャベツの葉っぱに佇んでいる。わたしはだんだん嬉しくなってきた。かたつむり、飼いたかったんだよなぁ。何ヶ月か前の記事に「かたつむり、飼いたいなぁ」ってつぶやいていたことが、今まさに現実の出来事となったのだ。夢がかなった、のだ。
早速、ネットでかたつむりの飼い方を調べると、またスーパーへ必要なものを買いに出掛けたわたし。キッチンペーパー、プラスチックの容器、餌のナス。それらを買い終えたわたしはかたつむりの生活環境を作り上げた。かたつむりは無事に我が家の一員となったのだった。
次の日、わたしはそのかたつむりに名前をつけた。ビビっときた名前、「マイケル」。マイケルがいい! かっこよくないですか? しかし、母にそのことを興奮気味に言ったら、「そのかたつむりってオスなの?」と冷静な返しが来たぁ~。わたしはかたつむりの性別の見分け方なんてもちろん知らないから、その返答には盲点をつかれた感じだったけれど、多分男だろうと何の根拠もないのに決めつけて、「マイケル」と命名したのだった。命名マイケル。女の子かもしれないけれど、マイケル。まぁ、いい。わたしの中ではマイケルはれっきとしたオスなのだから(根拠は、ない)。
そして、マイケルを飼い始めて一週間か二週間くらい経っただろうか。マイケルはすくすく大きくなって、最初のころの2、3倍の大きさになったのだ。成長、著しいマイケル。正確な性別が不明なままのマイケル。そして、性別の見分け方を調べもしない星。その日はわたしの誕生日だった。天ぷら屋さんに天ぷらを食べに行ったことは書いたと思うけれど、その店に向かう途中で、川の近くを通った時に、かたつむりを見つけてしまったのだ。あいにく、その時にはかたつむりを入れておくような入れ物は持っていなかったから、泣く泣くあきらめたものの、そのかたつむりのことが忘れられなくて、また家に着いてから出直して、かたつむりを捕まえに出掛けたのだ。で、川の近くの草が生い茂っているところを通り一遍見回したら、4分の1くらい探したところで、何と6匹ものかたつむりを捕まえることができたのだ。案外かたつむりっているもんなんですね。水辺をさがせばいるもんなんですね。で、さすがにもうこれ以上捕まえても飼えないだろうと判断したわたしはかたつむりで胸をほくほくさせながら家路に向かったのだった。
「マイケル~、仲間だよ~」てなわけで大きめのタッパーにマイケルと新入りの仲間たちを入れて飼育スタート!!(タッパーのふたには錐で穴は開けたけどね)
飼い始めて感じていることはまめにお掃除してあげないとダメなんだなぁってこと。水けを含んだキッチンペーパーを敷いているので、ナスとか入れてもすぐに腐ってくる。だから、まめにきれいにしてあげないと衛生環境はすぐに悪化してしまう。それから、かたつむりって人間に害を与える菌(あるいはウイルスだったかな?)を持っているらしくて、素手でつかむのはやめた方がいいらしいのだ。だから、わたしはタッパーのお掃除をする時には使い捨ての薄いビニール手袋でさわって移動させたりするようにしている。
星さんと言えば、旧ブログのモンシロチョウの写真を見てもらえば分かる通り、モンシロチョウをこよなく愛している感じなんだけど、今年のモンシロチョウ祭りができるかどうか先行き不透明なのだ。なぜかと言うと、プランターに植えたキャベツの苗がですね。それがバッタに食われまくっていてですね。葉っぱがほとんどないような危機的な状況になっているからなんですよ。やっぱり自然に任せすぎるのも問題なんでしょうかね? 防虫ネットとかした方がいいんでしょうかね? というわけで来春のモンシロチョウ祭りを開催できるのか雲行きが怪しくなってきているのです。ま、そうなったらそうなったで開催できませんでしたってことになるんだろうな。でも、今のわたしにはかたつむりのマイケルたちがいる。モンシロチョウ祭りができなかったとしても、オールシーズンのかたつむり祭りは始まりましたからね。だから、前途は言うまでもなく明るいんです。だから、大丈夫。
スローライフの象徴でもあるかたつむり。でも、案外歩くの速いんだよな。少し目を離すともう別の場所にいるってなくらいに。スローなことはスローだけれど、やることはやるんです。そこもわたしが惚れているところでございますね。
星家ではかたつむりも飼い始めてにぎやかになってまいりました。というわけで、かたつむりのお世話が始まり、まさに新生活。ナスは切らさないように(ってそんなに食べないけれど)冷蔵庫に常にありますよ。キッチンペーパーだって替えはバッチリありますからね。
かたつむりを毎日世話して眺めながら、楽しくやっていけたらと思う。新生活スタート!!
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わたしは精神障害者で吃音がある40代の男です。
教会を離れたプロテスタントのクリスチャンです。6年くらい教会生活を送りました。
キリスト教神学を勉強したり、ヘブライ語もやってみたりとすごく熱心な信徒でした。
毎週のように礼拝には休むことなく参加して、教会の集会にもほぼすべて参加していました。
今はヨガの道場へ通ってヨガの練習をしています。
毎日、瞑想もしています。
最終学歴は高卒で20代の頃に大学を中退しています。
福祉の勉強をしていたのですが、精神的な不調になり中退しました。
それから仕事などに就くこともなく現在に至ります。
また、放送大学で心理学を勉強しようと入学しますがそれも中退。
金銭的な理由と心理学への興味関心がなくなったのでやめました。
資格はたしか中学生の頃に英検3級を取りました。
でも、英語はほぼ忘れたのでEnglish,I don’t knowです(笑)。
資格はそれ以外にはないです。なかなかのフル装備です。
どこにでもいる平凡な人ですがエッセイを書いてこのブログで発信しています。
「無職が何を言っても説得力がない」とか「働け」などとある人から言われましたが、生きているだけでもいいと思っています。
まずは生きていること。死なないこと。
そこからできそうならステップアップしていきましょう、というわけで今はヨガとかお料理などを一生懸命やっています。
というわけで今ステップアップしようとしているところです。
最近、HSPの本を読んでどうやらわたしがそうだということが分かり、あぁやっぱりなと思いました。
人の言動から影響を受けやすくて、刺激に対して敏感な感じで、騒がしい場所や大きな音などが苦手です。
街などで2時間とか3時間くらい過ごすとだいぶ疲れる感じです。
集中力も長くて1時間半くらいしか続かなくてそれ以上続けると調子が悪くなってきます。
あとパソコンとかの画面が苦手で長い時間やっていると決まって不調になります。
毎日のようにヨガの道場へ行き1時間半くらいの練習をほぼ毎日のようにしています。
しかもそのやっているヨガがあの運動量が多くてきついと言われているアシュタンガヨガだったりします。
たしかに楽ではなくてそれなりにきついのですが、練習が終わるとものすごく調子が良くなって気分も上向きになってスッキリします。
心身共に強くたくましくなってきて精神的な不調になることもだいぶ減ってきました。ヨガから不思議な力を感じています。
このブログのアクセス数はさっぱりですが、それでもわたしは幸せです。
と言いつつも、ちょいちょいアクセス数がどうだのとぼやいたりしてはいますが。
ちなみに彼女募集中(?)です。