「ポルノがなくても幸せです。」と言えるようになりたい

いろいろエッセイ
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 ポルノをやめてから4日になる。この4日間を振り返ってみると、頭がクリアーになってきたように感じる。メンタル面も浮き沈みはあるけれども、そこそこ順調にやれている。ありがたい。これもひとえにポルノをやめたからではないかと思う。
 ポルノを見ていた頃はよく精神的な不調に陥っていたものだった。何か気分がくさくさして荒れてくるのである。それがなくなった。これは大きい。そして、ポルノをやめ続ける原動力にもなっていく。
 わたしの今までの経験からいくとやめて5日目あたりが一つの難所ではないだろうか、という実感がある。この世界は誘惑にあふれている。そんな世界をクリーンに渡っていくのは並大抵のことではない。強靱とまではいかなくても、ある程度のメンタル力は要求されてくる。
 わたしは、酒、タバコ、ギャンブルをやっていない。酒については30代前半でやめて、それから一滴も飲んでいないし、タバコとギャンブルについてはやったことさえもない。だから、クリスチャンらしいのか何なのか、まぁ、それは置いておくとしても、真面目に生きることができているとは思う。あとは、あとは女、つまりポルノをやめることだけなのである。ついにここまで来た。最後の牙城に挑む時が来たのだ。
 今までわたしは何度ポルノをやめようと思ったか分からない。キリスト教的に良くないからという理由で何度もやめようとしてきたのだが、そのたびに挫折してきた。これは難しい。なぜなら、男性のわたしの場合には女性の裸の姿を見ると、脳内でドーパミンが溢れるほどに分泌されるからだ。これがたまらなく本能を刺激して心地良くやめられないのである。
 ポルノ依存症というところまでは行っていないと思うのだが、それでもポルノを日常的に使用しており、それがないと物足りなさを覚える。もしかしたら、軽度のポルノ依存であったのかもしれない。毎度のことながら、やめて2~3日目あたりが一番苦しい。もやもや、もやもやポルノのことを考えてしまうのである。そして、4日目の今日である。なぜか今回はすんなりと行った。特に苦しい離脱症状もなく、順調に進んでいるのである。
 たしかに、今もむしょうにポルノを見たくなることはある。でも、そんな時は自分に言い聞かせる。「ポルノを見るとその時は最高でも、それからメンタルの調子が悪くなるんだろう?」と。長期的な視点で考えるのであれば、調子が悪くなってその他の活動に影響を与えてしまうのだから、ここを少し我慢してポルノをやめ続けた方が得策なのではないか。そう自分に言い聞かせるようにしている。
 誘惑は多い。至る所に張り巡らされている。けれども、わたしはそれをくぐり抜けながら生きていくのだ。ポルノを見ていたあの頃の冴えない自分と決別して、ポルノをやめたウキウキ人生を歩んでいこうと思う。
 人生はまだまだこれから。新しい人生が始まってきている。いつまでポルノをやめていられるか、楽しみだが一方でこわい気持ちもある。でも、またポルノを見てしまったとしても、ポルノ使用は激減しているのである。だから、前進している。気を落とさずそんな時には、また再スタートできたらと思う。
 しかし、基本やらずにいられるように自分を律して生活を正す。規則正しい生活をする。「ポルノがなくても幸せです。」と言えるようになりたい。きっとなれる。そんな日がもうすでに訪れつつあるし、これからもそう言い続けることができるといいなと思う。
 わたしの画期的な試みが成功しますようにと神に祈りつつ、真面目に暮らしていきたい。
 以上、ポルノをやめて4日目の報告である。

 そして、以前公開しなかったポルノをやめることに結局失敗する前に書いた記事もこの際なので、ここに掲載したいと思う。そのときは8日でまたポルノを見てしまったことをここに付け加えておく。これはその6日目に書いた文章である。

星さん、○○をやめたところなんだってさ

 わたしにとっての陥落すべき難攻不落の砦。わたしはそれを攻略しようと様々な方法を用いたが、未だかつて成功したことがない。それだけ、まるで断崖の上にそそり立つような難所。鉄壁の守り。
 何のことを言おうとしているのか、察しのいい方にはもう既にお分かりだろう。って分かるわけない? いやはや、失礼いたしました。星にはもったいぶる癖があって、なかなか本題に移ろうとせずに、長々とグダグダ語ることがあるのです。
 だが、言いづらい。本当、これ言いづらいよ。星のまさにプライベートゾーン。何をそんなにもったいぶっているんだ? 早く言えよ。どうせたかが知れているチンケなことなんでしょ?
 チンケなこととは失礼な。しかし、文字的にはだいたい同じですよ。チンケという字を一文字変えて、ってか。(マジカルバナナってもう20年前くらいに一世を風靡しましたね。)もう恥ずかしい。言わせないでくれ。
 と言うわけで今回の記事はピーがピーでピーしたわけだから、ピーとなった、ということなので、このへんでお終いにしたいと思います。え? 何言いたいんだかさっぱり分からない? そりゃあ、そうでしょうな。ピーがピーしてピーだからピーなんて言われても誰も分かりませんわ。え? さっきと文章が変わっている? ともかくピーなのだ。察してくれ。
 只今、ここまで550文字くらい星の煮え切らない駄文にお付き合いいただいているわけだが、もうそろそろ知りたいことだろう。
 ピーとは何なのか。
 もう隠しきれなくなったので白状したいと思う。ピーとはポルノのことなのだ。
 何だ。一言で言うと、星さんがポルノをやめたいらしい。それだけのことか。もったいぶることもないよ。それなら、そうと早く言ってくれ。有限な脳細胞の活動をそんなつまらないことのために使わせないでくれ。
 も、もっともでございます。失礼しました。
 てなわけで、ポルノを断ってから6日目の星である。さすがに完全な禁欲は体のためにも良くないだろうからと性欲処理は変わらずぼちぼちやっているが、それでもアダルトコンテンツを用いて発散することをやめたのは大きいと自分でも思う。
 これは何度目の決心だろうと過去を振り返ると、3回目になるだろうか。難攻不落の砦。牙城。これを攻め落とすのは並大抵のことではない。
 そのためにわたしは、キンドルから関連図書を削除し、ネットもアダルトコンテンツが表示されないよう設定し、紙の本も一大決心しなければ取り出せないところへしまった。やるべきことはやったのだ。
 そして、6日目の今日である。
 ポルノをやめて変わってきたことを書きたいと思う。

①街で出会う女性たちが魅力的に見えるようになった。(老若問わず)

 これは考えてみれば当然のことである。セクシー女優というのはまさにユーザーの性的欲求を爆発させる達人であり、尋常ではない魅力を持っている。それがポルノの常用的視聴によって当たり前のこととなったらどのような現象が起きるのか。考えるまでもないことだろうと思う。一般人がかすんでしまうのである。だから、街の女性たちを見ても何らときめかないし、いいなとも思わない。思えないのである。それが変わってきた。ポルノをやめたら。わたしにとっては大きな変化であった。

②頭が前よりも良くなった?ような気がする。気分がやめる前よりも晴れているように感じる。

 ゲーリー・ウィルソン『インターネットポルノ中毒』という本に、ポルノはメンタルの健康を低下させるといったことが書かれていて、「ふーん、そうなんだ。」と読んでいたわたしだったが、それをまさに実感、いや、痛感しているのである。ポルノで放出したあとの疲労感、倦怠感、まさにメンタルがずどーんとどよんでいるような、そんな低迷感がなくなったのである。
 それから、わたしの文章が前よりも良くなってきてはいないだろうか。ポルノをやめて自分でも冴えが出てきたような気がしている。

③ポルノ視聴に使っていた時間が必要なくなり、その分、その時間でやりたいことができるようになった。

 ポルノを見ている時というのは、時間を忘れて我を忘れて没頭していて少なくとも2時間くらいは費やしてしまう。それが何と、その時間が必要なくなってフリーになったのだ。今までポルノに使っていた時間を本当に自分がやりたいことに回せている。そんな満足感があるのだ。

④ポルノを買うために使っていたお金が必要なくなった。

 これも大きいと思う。タバコや酒をやめた人がお金が浮いて今まで自分はこんなにお金を使っていたのかと驚いたという話を聞いたことがあるが、それのポルノ版だろう。
 もっと積極的に言うなら、もうポルノを買わなくてもよくなったのだ。ポルノからの解放である。
 男がポルノをやめること。それはなかなかの難行である。なぜなら、それには脳の報酬系などの仕組みが関わっているから当然のことなのである。やめたくてもやめられない。
 まだ6日目。まだまだ油断できない。そんな自分を戒めてこのポルノ断ちを敢行するためにもと思って、こうして記事にしてみた。
 ポルノをやめたいと思っている人がいましたら、ぜひとも一緒にやめていこうではありませんか。
 その際には、この一冊の本があなたを導く道しるべになってくれるはずである。この本にはポルノの害悪が事細かに述べられていて、それから解放されるためにはどうしたらいいのか、ということも書かれている。おすすめである。
 ポルノから解放されたい。自由になりたい。酒をやめて今は一滴も飲んでいないわたしのことだから、きっとポルノもやめられるだろうと自分を信じつつ、解放への道を進んでいきたい。進むのみ。

 この2日後にわたしは衝動に負けてポルノを見てしまうわけですが、まぁ、それでもぼちぼちやっていこうと思い直したわけです。

 わたしの前途に祝福がありますように!

 ここまで長文読んでくださりありがとうございました。感謝、感謝。


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