今までに起こった不思議な出来事。それは初めて見たり体験していることなのに、既視感があるのだ。初めてのような気がしないのだ。星さん、何か神秘体験しておりますよ。
この世界というのはすべて科学的に解明されているわけではないんだなぁってつくづく思う。こういうこと言うと、わたしが怪しい人みたいに思われるかもしれないけれど、実際そうなのだ。
もしかしたら、わたしは何千回、何万回もの生涯を送ってきたのかもしれない。過去に別の肉体を取っていたのかもしれないなって思うんだ。いやいや、キリスト教的に考えるなら人生は1回きりで、そんな馬鹿な話ないでしょう、ってなことになる。でも、何だか輪廻がフィクションではなくて、本当の話のような気がしてきているのだ。
もちろん、わたしには前世の記憶などはない。ないのだけれど、初めて体験することなのに初めての感じがしなかったり、初めて会った人なのにまた会ったような感覚に襲われることがある。これって一体何なんだろう? どうして初めてのはずのものに既視感があるのだろう。これはとても不思議なことである。
それとか、予知夢って言ったらいいのかな。夢で見たのと同じ光景が目の前で繰り広げられたりとかね。そんな時は、これ夢で見たよ。それが現実になるなんて、と不思議な気持ちになると同時に一方ですこしゾクっとする。
何かある。何かなかったらこんなこと起こるわけない。少々、話がこわい方向に進んでおりますが、でも、考えてみれば人間に分かっていることなんてわずかなのだ。分からないことの方が多い。宇宙だって人間に分かっているのは全体の5%にすぎないって言うし、分からないことだらけなんだと思う。宇宙つながりで、小宇宙と呼ばれている人間のこころだって、どうして脳という物質から意識が生じているのかってことは未だに謎だし、おそらく研究していっても分からないんじゃないかとも思う。
もしかしなくても、人間に知覚できない、認識できない世界がパラレルワールドみたいにあるんじゃないかなぁ。そして、その世界がわたしたちの世界を裏から操って支配してたりしてね。何てね。でも、その世界は人間には認識できないんだから、あるとかないとかもちろん証明できない。もしかしたら虫とかがその世界を認識してたりしてね。虫だけがその世界を見ることができている。そんな少々気味の悪い話だって否定できないよ。あるいは植物もその世界の存在を肌で感じてるとかね。ま、これも証明はできないけれど(わたしたちが虫や植物になることはできないし、彼らに質問して答えてもらうこともできないしね)、もしかしたらそうなのかもしれないなって漠然とわたしは思ってるんだ。
話を戻して、もしも輪廻があるとしたら、ヨガ哲学によれば、解脱(悟りを得ること)しないとまた生まれ変わっちゃうらしいから、煩悩だらけのわたしなんかは転生するのはもう決まってるようなもんだな。その輪廻転生が単なる作り話で、やっぱりキリスト教の言っている通り、最後の審判が世の終わりに行われて、地獄行きと天国行きのふたつに人々が分かれるんだ、ということになるのかもしれない。そうだったら、そうだったでいいとわたしは思っている。だってこれっばっかりは輪廻転生が真実だった時に「わたしはクリスチャンなのでキリスト教式にしてください」とか言っても無理でしょ。輪廻があるのなら輪廻の通りになるし、天国があるのならそうなる。どっちが正しいかっていうのは、その時になってみないと分からないし、わたしにどうこうすることもできないんだ。だから、大きな流れに身を委ねてなるように任せていくしかない。
でも、もし今度生まれ変われるとしたら、今度は人間の女性になりたいな。何かすごく面白そう。と言いながらもモンシロチョウに生まれ変わるのも満更ではないかもしれない。で、卵から生まれてすぐにクモに食べられてまた別の肉体を取って生まれ変わるとか、ね。けど、できることなら蝶になりたいな。蝶になって悠々とお空を飛んでみたい。それでキャベツ畑にたくさん卵を産むんだ。
こういう輪廻の生まれ変わりを考えると、何だかわたしの悩みがとてもちっぽけに思えてくる。ま、死んだらまた生まれ変わるんだから、今いろいろあるけれど、ま、いいんじゃないの、みたいな感じ。あぁ、何か解き放たれていく~。気持ちが楽になっていく~。生まれ変わったら、とか考えるのって愉快で楽しい。
ヨガをやりながら輪廻のことに思いを向けているわたし。ま、なるようになるさ。何とかなる。このいつも通りの言葉に落ち着くんだな、やっぱり。お気楽な星さんなわけだ。ま、それくらいがいいよ。
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1983年生まれのエッセイスト。
【属性一覧】男/統合失調症/精神障害者/自称デジタル精神障害/吃音/無職/職歴なし/独身/離婚歴なし/高卒/元優等生/元落ちこぼれ/灰色の高校,大学時代/大学中退/クリスチャン/ヨギー/元ヴィーガン/自称HSP/英検3級/自殺未遂歴あり/両親が離婚/自称AC/ヨガ男子/料理男子/ポルノ依存症/
いろいろありました。でも、今、生きてます。まずはそのことを良しとして、さらなるステップアップを、と目指していろいろやっていたら、上も下もすごいもすごくないもないらしいってことが分かってきて、どうしたもんかねえ。困りましたねえ、てな感じです。もしかして悟りから一番遠いように見える我が家の猫のルルさんが実は悟っていたのでは、というのが真実なのかもです。
わたしは人知れず咲く名もない一輪の花です。その花とあなたは出会い、今、こうして眺めてくださっています。それだけで、それだけでいいです。たとえ今日が最初で最後になっても。