過剰な快楽は寿命を縮める

いろいろエッセイ
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 何でもやり過ぎは良くない。「過ぎたるは及ばざるが如し」の通りで何でもやり過ぎは人を病にしてしまう。
 気持ちがいいからとセックスばかりしていれば精力は枯れ果てて干からびてしまい、おそらく長生きすることはできない。また、美味しいからと大量にお肉やスイーツや清涼飲料水や美食をひたすら続けたりすれば、内科的な病気になって健康を害する。はたまた、健康にいいと言われている運動でさえやり過ぎれば体が故障したり、活性酸素が多くなりすぎてこれまた寿命が縮まってしまう。
 何事もほどほどがいいとみんな分かってはいるものの、なかなか適量というか、程良い按配でやめることができない。
 こうした快楽のような気持ちがいいことは、人生を生きていく上でいい刺激となってくれるものだ。食欲や性欲などにおける楽しみを徹底的に排除した生活はきっと人生の質を下げてしまって物足りなさを感じさせることだろう。
 と、今ふと気が付いたのは、この人生において心臓が拍動する回数が決まっているように(つまり、ある決まった回数拍動すると死ぬらしいのだと言われている)、快楽の総量も実は決まっているのではないかということだ。これはわたしの持論であって確証はないのだけれど、快楽を味わえば味わうほど寿命はもしかしたら短くなっていくんじゃないかなぁ。だから、普段粗食であまり美味しい物を食べず、性の営みもたまにあるくらいで、何かをガツガツと求めたりしない。そんな快楽を貪らなかった人が結果的に長生きするのではないか。ごもっとも?

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