1995年。つまり、今から30年くらい前。その当時の雑誌をなぜか捨てずに持っていて、久しぶりに開いてみた。
すると懐かしい顔ぶれで、あの頃はこの人すごく人気があったよなぁというアイドルやタレントがその当時の輝きのまま、その雑誌の中でキラキラしている。
今はもう名前すら聞かない彼らに思いを馳せながら、この世界が無常であることを思う。どんなに人気があって売れたり、流行ったりしても、時間が経てば昔の出来事になってしまう。
そんな無常なものをひたすら追いかけ続ける生き方も悪くはないかもしれないけれど、わたしは過ぎ去っていくものではなくて、永遠なものを求めたいなって思う。
でも、そんなものは存在しなくて、ただ万物は無常なものでしかないとあなたは思うかもしれない。永遠なんてないんだ、と言いたくなってくるかもしれない。
永遠なんて単なる妄想でしかないのかもしれないけれど、それを信じることによって生きやすくなるのなら悪くない話だと思う。
あと、どんな世界観を持っているかということも大きい。仏教的世界観、キリスト教的世界観、無神論的世界観、唯物論的世界観、などなどの世界観のうち、どれをその人が採用しているかによって物事の見え方と気分がガラリと変わってくる。
そのうちのどれが真実で事実で本当か、だって? もしかしたら全部本当かもよ。全部本当で全部事実なのかもよ? 理屈ではありえないこの結論。でも、案外そうだったりして。
1983年生まれのエッセイスト。
【属性一覧】男/統合失調症/精神障害者/自称デジタル精神障害/吃音/無職/職歴なし/独身/離婚歴なし/高卒/元優等生/元落ちこぼれ/灰色の高校,大学時代/大学中退/クリスチャン/ヨギー/元ヴィーガン/自称HSP/英検3級/自殺未遂歴あり/両親が離婚/自称AC/ヨガ男子/料理男子/ポルノ依存症/
いろいろありました。でも、今、生きてます。まずはそのことを良しとして、さらなるステップアップを、と目指していろいろやっていたら、上も下もすごいもすごくないもないらしいってことが分かってきて、どうしたもんかねえ。困りましたねえ、てな感じです。もしかして悟りから一番遠いように見える我が家の猫のルルさんが実は悟っていたのでは、というのが真実なのかもです。
わたしは人知れず咲く名もない一輪の花です。その花とあなたは出会い、今、こうして眺めてくださっています。それだけで、それだけでいいです。たとえ今日が最初で最後になっても。