本日、静岡は雨でありますが、皆様いかが過ごされていますでしょうか? などと前置きしながらも、最近また星どんヘブライ語のこと言わなくなったけれど、また自然消滅的状態なの?、などと心配してくださっているお優しい読者の方もいらっしゃることでしょう。
結論。私事でございますけれど、星さんはヘブライ語の勉強続いております。お陰様の日向様で(?)続いております。
というわけで軌道にだいぶ乗ってきたわたしのヘブライ語のお勉強。なぜうまくいっているかと言えば、やはりやり方を少しばかり変えたからではないかと思う。
というのも、前回挫折して勉強がお流れになってしまった時というのは、単語をおろそかにしていて、単語をほとんど覚えないまま、文法の学びを進めていったんだ。それがどうやら無理があったというか、まずかったようなのだ。それというのも、言葉というのは日本語もそうだけれど、すべて単語からできている。簡単な日本語の文章を例に挙げるなら「わたしは男です」。この文章を理解するには文法的な理解も必要だけれど、それ以前の問題として、「わたし」「は」「男」「です」のそれぞれの単語の意味をある程度覚えて理解している必要がある。それを「わたし」という単語さえ覚えていないのに、「わたしは男です」なんていう文章を理解することはできないだろう。まず、とりあえず、「わたし」という単語の意味を知る。そして、自国語でその意味を言えるようにする。こうしたある意味、地味な作業ができていないとやっぱり語学というものは、言葉というものは立ち行かないし、積み上がっていかない。
そういうことを考えてみて、じゃあ単語を覚えながらヘブライ語をやっていったらいいんじゃないか、って気付いたんだ。これが、これが効果てきめんだった。前回挫折した時は文法の説明の中に出てくる単語の意味が分からなくて、あいまいで覚えていなくて、なおのこと分からなくなってしまっていた。でも、今回は違う。一歩ずつ、新しく文法書に出てきた単語はすべて単語カードに書き出す。そして、それをひたすら何度も繰り返して、「ヘブライ語→日本語」の変換作業をできるようになるまでやる。単語カードをめくってめくって、とにかく覚えるまでそれを繰り返すのだ。
で、そうした地道な作業を繰り返していったら(単語カードをめくって、めくって、めくっての繰り返し)、だんだんヘブライ語に慣れてきた。言葉って繰り返していると慣れてくるんですね。そうして、ヘブライ語を読むスピードも少しずつ上がっていったんだ。前はあんなに一つの単語を読むのに時間がかかっていたのに、今では知っている単語が出てくるとサクッと読める。これは勉強の成果が出ております。存分に成果が発揮されております。
そんな感じで毎日単語を地道にやっていたら、以前つまづいて理解できなかった文法の箇所もかろうじてクリアーできるようになってる!! 要するに前回挫折した時には決定的に単語力が不足していたのだ。単語という最も基礎的な土台があやふやだったから、文法といういわば応用が積み上がっていかなったようなのだ。
脳科学的にも何かを覚えたいと思ったら、とにかく何度も何度も繰り返すこと。そうしたことは分かっていたつもりだったけれど、今回ヘブライ語を単語カードで繰り返し覚えようとしてみて、そのやり方が間違っていないことを確信したのだった。表がヘブライ語、裏が日本語の自家製の単語カード。これを繰り返す。それも毎日やる。毎日取り組んで頭に刻みつける。今までわたしは簡単に成果を出すことばかり狙って考えていたけれど、こうしたいわば泥臭いやり方がもっとも遠回りのようで最短ルートだったんだなって気付かされたのだった。
この文章を読んでくださっている方で、同じような悩みをお持ちの方がおりましたら、単語カードはいかがでしょう? 単語を固める。単語をきちんと覚える。案外後回しにしたり、ないがしろにしていませんか? ってこの方法が万人にとってベストな方法だとは思わないけれど、ヘブライ語への苦手意識とか抵抗感とか重苦しさを軽くするのには有効なやり方だとわたしは思う。何度も何度も単語カードをめくっていれば、苦手意識もだんだん軽くなってくる。最初は一つの単語を読むことさえ覚束なくて時間がかかってしまうかもしれない。でもね、それが繰り返していくと数秒でできるようになる(今のわたしの単語カードを読むスピードは一単語平均10秒くらい)。だって、日本語だって文字を覚え始めのころはあんなに時間がかかったのが(小学校1年生とかそれくらいの時)、今では高速で瞬間的に読めるようになっているじゃないですか。
大活躍の単語カード。単語力を付けたい方はぜひともお試しあれ。
そういうわけで、ぼちぼちヘブライ語の学びを続けることができております。イエスさまに近付きたい。この思いを原動力に一歩ずつ単語カードをめくりめくりしながら勉強を続けていけたらと思う。面白くなってきたぞ。
1983年生まれのエッセイスト。
【属性一覧】男/統合失調症/精神障害者/自称デジタル精神障害/吃音/無職/職歴なし/独身/離婚歴なし/高卒/元優等生/元落ちこぼれ/灰色の高校,大学時代/大学中退/クリスチャン/ヨギー/元ヴィーガン/自称HSP/英検3級/自殺未遂歴あり/両親が離婚/自称AC/ヨガ男子/料理男子/ポルノ依存症/
いろいろありました。でも、今、生きてます。まずはそのことを良しとして、さらなるステップアップを、と目指していろいろやっていたら、上も下もすごいもすごくないもないらしいってことが分かってきて、どうしたもんかねえ。困りましたねえ、てな感じです。もしかして悟りから一番遠いように見える我が家の猫のルルさんが実は悟っていたのでは、というのが真実なのかもです。
わたしは人知れず咲く名もない一輪の花です。その花とあなたは出会い、今、こうして眺めてくださっています。それだけで、それだけでいいです。たとえ今日が最初で最後になっても。