ある人がこんなことを言っていた。SNSは日々の出来事の中の最も輝いている上澄みだ。だから、自分の平凡な日常がそれらと比べて見劣りするのは当たり前なんだ、と。
たしかにその通りでSNSにはいいことしか書かないし、キラキラしている写真しか載せない。食べた物のことをアップするにしても、ご飯にお味噌汁に納豆なんていうありきたりなものではダメで、何か変わっていて素晴らしいものを載せるのが普通だ。時間がなかったからカップラーメンで済ませましたなんていう投稿にたくさんのいいねが集まるわけはない。
この上澄みだということを知らなかった以前のわたしは、いい暮らしをしている人や知的に充実している人、自分よりも幸せそうな人の投稿を見ては心をかき乱していた。何で自分はああでないのだろうとよく思ったものだ。
でも、それはカッコイイところしか見せていないのだから、そのキラキラな投稿をしている人の本音とか悩みとか困っていることなんていうものは見えてこない。
人生は苦だ。思い通りにはいかない。どんなに思い通りにいっているように周囲からは見える人でも悩みは尽きない。貧乏人には貧乏人の、中流には中流の、金持ちには金持ちの悩みがある。
わたしの場合もヨガを習っていてキラキラしているかのようだけれど、いろいろ思うところはある。ヨガを習うために他の出費を限界まで削りカツカツで、体力的にも結構きつくて体の節々が痛い。
みんないろいろあって大変なんですよ。言わないだけでね。

変な人。
普通ではないと思う。
わたしが思っていることを言うとみんなひく。
そして、目の前にシャッターを下ろされて、
まさに閉店ガラガラ~。
わたしは気が付くと蚊帳の外。
なぜなら、今、大人気の
カヤノソトボーイズの2期生の瞑想担当だから。
最近、瞑想してないけど。でも、瞑想担当なんで。
そう、なんか浮いてるの。
この世界、日本という社会から。
わたしは何だかんだ生きづらい人生を送ってきた。
「もっと苦しくてつらい人はいっぱいいる。
お前のは大したことないだろ」、と言うやついるけれど、
苦しさ、大変さ、生きづらさはその人が感じていること。
その人の苦しさを分かっているのはその人だけ。
気が付いたら職歴ゼロ、社会経験ゼロの立派なメンヘラのおじさん。
わたしはしゃべんないほうがいいと思う。
しゃべるとその見た目にあまりにもギャップがありすぎるから。
わたしが自分のことを語れば語るほど、
女の人はがっかりします。失望さえします。
でも、いいじゃないの。
普通じゃないのがわたしなんだから。
わたしは風になりたい。
風になってただ吹いていたい。
【属性】
男。大学中退。吃音。統合失調症。精神障害者。希死念慮あり。現実感の喪失。無職。プロテスタントのクリスチャン。ヨギー。スターシード。英検3級。茶髪。HSPとASDの可能性あり。細身筋肉質。
