AIの中の人に支配されているのかも

いろいろエッセイ
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 とある本を読んでいたら、「AIではなくてAIの中の人に支配されているのではないか」という鋭い言葉に出合った。どうしてこれが鋭いかと言うと、わたしには核心をついているように思えるからだ。
 みんな、今、当たり前のようにスマホをやっているけれど、考えなくなったんじゃないか。自分の頭でね。何でもかんでもネットで検索する。AIに質問して教えてもらう。たしかにそれは一見、すごく合理的なように見える。でも、もしかしたらそれは危険なことなのかもしれない。というのは、ネットの検索結果だったり、AIの答え方というものを人為的に操作することは可能だからだ。
 陰謀論に聞こえてしまうかもしれないけれど、このネットの世界の黒幕が自分たちにとって都合のいい世界になるようにこれらをコントロールしている。そんな気がしてならない。
 そうなると、自分たちにとって都合の悪い意見や考えはネットでも目に付かないようにするだろう。検索しても上位に出てくるのは、その黒幕たちにとって都合のいい意見ばかりとなる。そして、いかに大衆を手懐けて自分たちの思い通りに動かすか。この一点に尽きる。
 おそらくその黒幕の超エリートな人たちは大衆に賢くなってもらいたいとは思っていない。むしろ、愚かにして利用したいのではないか。
 そのためにはスマホなどのスクリーンタイムをもっと長くさせる。そうすれば、みんな馬鹿になって難しいことが考えられなくなる。あの画面の光で脳味噌をとろけさせて、使い物にならないようにする。そんな彼らは自ら考えるなんていうことはしないし、できなくさせられてしまっているから何でもかんでもネットで調べて、AIに教えてもらおうとする。そう、そこでそのAIなりネット自体を自分たちの都合のいいように持って行けば、人々を簡単に操ることができる。
 大衆が自分の頭で考えることをやめるとどうなるかと言えば、がぜんコントロールするのが楽になる。だって、それなりに理屈が通ったようなことを言えば、「あぁ、そうだよな」って納得できないことでも簡単に納得してしまうから。人々が自分の頭で考えて、教養があり、洞察力や判断力がある時にはそうやすやすとはコントロールも支配することもできない。
 その黒幕たちが一番恐れていることはきっとみんなが「もうスマホなんかやめよう。こんな機械、もう要らない」とスマホなどのデジタル端末を捨てることだと思う。そうなったら一大事で、ネットの莫大な広告収入は入らなくなるし、世界を自分たちの思い通りに動かすことも難しくなる。
 要するに、大衆はその黒幕たちにとってはいわば奴隷みたいなものなのだろう。生活していくために必要な衣食住やその他の贅沢な暮らしに欠かせないものに関する仕事は彼らにしっかりやってもらいながら、その彼らからお金を徹底的に吸い上げる。みんながネット依存症になろうが、その結果メンタルを病んで精神疾患になろうが、最終的にネット廃人となり不幸になろうがお構いなし。お構いなしでないなら、どうしてこの世界を脱ネットの方向へと進めようとはしないのだろう。やっぱりなぁ、うまい汁は吸っていたいということ。
 と書いてきましたが裏は取れているんですか? いえいえ、頭の悪い統合失調症患者の単なる妄想だと聞き流してくださいまし。でも、この話、本当かもね。あるいは嘘かもね。それはこれを読んだあなたが考えて判断してくれればいいだけのこと。なんてね。

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