以前のわたしは週末に家族連れの人たちを見かけたり、若いカップルを見たりしては気持ちを騒がせていた。「いいなぁ。うらやましいなぁ」と。でも、最近何だか、そう思わなくなってきた。
心境の変化なのかもしれない。今はどう思うかと言うと、「大変ですね」の一言に尽きる。
世のお父さんたちは一家の大黒柱として平日はフルタイムで懸命に仕事をしている。さらには、奥さんのことと子どものこともしっかりと考えていなければならない。住宅ローンや車のローンに、子どもが大きくなった時に高等教育を受けさせるための安くない費用。うむ、まさに大変ですね、だ。
若いカップルの場合にはそこまで責任はないものの、彼女さんのことを男はいつも考えていなければならなくて、自分の自由な時間とお金はその彼女さんのために投入される。
何かを得るためには何かを失わなければならないというのは真実で、何も失わずに何かを手に入れることなんてできない。
そう考えると今のわたしの生活も満更捨てたものではない。いや、最高に自由で責任らしい責任もないから本当、気ままでいい。
あえて、そこまでして自分から重荷を背負う必要もあるまい。わたしはそこまでして、自分の家庭を築きたいとか、彼女がほしいなどとは思わない。狭い人間関係でやっていられれば、それで良しくらいの気持ちでいる。パートナー、子ども。別にいないならいないで構わない。彼らは彼らで、わたしはわたし。わたしには今のところ、それらは必要ないのだから、「大変ですね」と横目で眺めつつ、わたしはわたしとして生きていくだけ。

変な人。
普通ではないと思う。
わたしが思っていることを言うとみんなひく。
そして、目の前にシャッターを下ろされて、
まさに閉店ガラガラ~。
わたしは気が付くと蚊帳の外。
なぜなら、今、大人気の
カヤノソトボーイズの2期生の瞑想担当だから。
最近、瞑想してないけど。でも、瞑想担当なんで。
そう、なんか浮いてるの。
この世界、日本という社会から。
わたしは何だかんだ生きづらい人生を送ってきた。
「もっと苦しくてつらい人はいっぱいいる。
お前のは大したことないだろ」、と言うやついるけれど、
苦しさ、大変さ、生きづらさはその人が感じていること。
その人の苦しさを分かっているのはその人だけ。
気が付いたら職歴ゼロ、社会経験ゼロの立派なメンヘラのおじさん。
わたしはしゃべんないほうがいいと思う。
しゃべるとその見た目にあまりにもギャップがありすぎるから。
わたしが自分のことを語れば語るほど、
女の人はがっかりします。失望さえします。
でも、いいじゃないの。
普通じゃないのがわたしなんだから。
わたしは風になりたい。
風になってただ吹いていたい。
【属性】
男。大学中退。吃音。統合失調症。精神障害者。希死念慮あり。現実感の喪失。無職。プロテスタントのクリスチャン。ヨギー。スターシード。英検3級。茶髪。HSPとASDの可能性あり。細身筋肉質。
