ある人がこんなことを言っていた。SNSは日々の出来事の中の最も輝いている上澄みだ。だから、自分の平凡な日常がそれらと比べて見劣りするのは当たり前なんだ、と。
たしかにその通りでSNSにはいいことしか書かないし、キラキラしている写真しか載せない。食べた物のことをアップするにしても、ご飯にお味噌汁に納豆なんていうありきたりなものではダメで、何か変わっていて素晴らしいものを載せるのが普通だ。時間がなかったからカップラーメンで済ませましたなんていう投稿にたくさんのいいねが集まるわけはない。
この上澄みだということを知らなかった以前のわたしは、いい暮らしをしている人や知的に充実している人、自分よりも幸せそうな人の投稿を見ては心をかき乱していた。何で自分はああでないのだろうとよく思ったものだ。
でも、それはカッコイイところしか見せていないのだから、そのキラキラな投稿をしている人の本音とか悩みとか困っていることなんていうものは見えてこない。
人生は苦だ。思い通りにはいかない。どんなに思い通りにいっているように周囲からは見える人でも悩みは尽きない。貧乏人には貧乏人の、中流には中流の、金持ちには金持ちの悩みがある。
わたしの場合もヨガを習っていてキラキラしているかのようだけれど、いろいろ思うところはある。ヨガを習うために他の出費を限界まで削りカツカツで、体力的にも結構きつくて体の節々が痛い。
みんないろいろあって大変なんですよ。言わないだけでね。

エッセイスト
1983年生まれ。
静岡県某市出身。
週6でヨガの道場へ通い、練習をしているヨギー。
統合失調症と吃音(きつおん)。
教会を去ったプロテスタントのクリスチャン。
放送大学中退。
ヨガと自分で作るスパイスカレーが好き。
茶髪で細めのちょっときつめの女の人がタイプ。
座右の銘は「Practice and all is coming.」「ま、何とかなる」。