インド哲学のヴェーダーンタを学んでいるわたし。いやぁ、強烈過ぎますよ。これは強烈。
ヴェーダーンタの本を読んでいると、ただブラフマンという全知全能の神様のような存在があるだけで、それ以外のわたしや他者も含めたこの世界は幻でしかないという風に思えてくる。
かなりぶっ飛んでいる。そんな不合理なことを信じられるか。普通に常識的に生きている人はそう思うことだろう。
と、いうことはだ。世界は幻なのだから、それを良くするとか、発展に寄与するとか、その中で自分のステータスを上げていくなんてことは無意味だということになる。これはもう、一生懸命に何かを成し遂げようと努力している人たちはキレるでしょう。「俺らがやっていることは無意味なことなのか?」と。
それに自分の肉体、思考、意識、感情なども幻だと見なすから、じゃあ、健康になるための努力とか美しい体作りとかも意味をなさなくなる。そうなれば、もちろんお金も幻となるわけで、そんな幻のためになぜ頑張るわけよ、となってしまう。
すべてを無力化、無効にし、その果てにブラフマンというただ一つの存在だけがあるのだとヴェーダーンタは説く。この世界は存在しなくてあるのはブラフマンだけだ、と。
そうなってくるとわたしが一生懸命やっているヨガも意味を失ってしまうわけで……。果ては悟ることも幻でしかない、となりそうだ。
意味、目的、価値、善悪。それらを超えているヴェーダーンタの教えを丹念に学んでいきたい。
1983年生まれのエッセイスト。
【属性一覧】男/統合失調症/精神障害者/自称デジタル精神障害/吃音/無職/職歴なし/独身/離婚歴なし/高卒/元優等生/元落ちこぼれ/灰色の高校,大学時代/大学中退/クリスチャン/ヨギー/元ヴィーガン/自称HSP/英検3級/自殺未遂歴あり/両親が離婚/自称AC/ヨガ男子/料理男子/ポルノ依存症/
いろいろありました。でも、今、生きてます。まずはそのことを良しとして、さらなるステップアップを、と目指していろいろやっていたら、上も下もすごいもすごくないもないらしいってことが分かってきて、どうしたもんかねえ。困りましたねえ、てな感じです。もしかして悟りから一番遠いように見える我が家の猫のルルさんが実は悟っていたのでは、というのが真実なのかもです。
わたしは人知れず咲く名もない一輪の花です。その花とあなたは出会い、今、こうして眺めてくださっています。それだけで、それだけでいいです。たとえ今日が最初で最後になっても。