男として生きていて痛感することがある。それは射精が精神に著しい影響を及ぼすということ。
射精ですか? 生々しくないですか? たしかに生々しいけれど、この3mlの液体は侮れない。
ヨガの禁欲でもよく言われるように、男性の場合、精液を温存することは活力を保つ上でも重要なことで、実際その通りだなとわたしも思う。
出す前は元気でやる気があったのに、出したらやる気がなくなって物事が億劫になる。それにポルノが加わると、そのやる気の失い方はさらに大きい。
時々、わたしはオスとしてたくさんのメスと交尾して自分の子孫をできるだけ多く残すために生まれてきたのかなと思う。そう思ってしまうほどなのだから、男にとって禁欲というものは難行なのだ。
でも、最近のわたしは別に自分の遺伝子を残さなくてもいいやと思うようになってきた。自分の子どもや孫の顔を見たいとか、そういう気持ちはほぼゼロ。それよりは、自由気ままに生きていきたいと思うのだ。
それに今から急いでパートナーを見つけて子どもを作っても、わたしは今40歳だから、その子どもが成人する頃には60歳になっているわけでして。あと、ここはすごく重要なところだけれど、パートナーとか子どもが困らないようにちゃんと仕事をしようなんていう気持ちもない。
わたしの3ml。あと死ぬまでにわたしは何回射精できるのだろう? 最後の晩餐ならぬ最後の射精はどんな感じで? 下世話ですね。御免。

変な人。
普通ではないと思う。
わたしが思っていることを言うとみんなひく。
そして、目の前にシャッターを下ろされて、
まさに閉店ガラガラ~。
わたしは気が付くと蚊帳の外。
なぜなら、今、大人気の
カヤノソトボーイズの2期生の瞑想担当だから。
最近、瞑想してないけど。でも、瞑想担当なんで。
そう、なんか浮いてるの。
この世界、日本という社会から。
わたしは何だかんだ生きづらい人生を送ってきた。
「もっと苦しくてつらい人はいっぱいいる。
お前のは大したことないだろ」、と言うやついるけれど、
苦しさ、大変さ、生きづらさはその人が感じていること。
その人の苦しさを分かっているのはその人だけ。
気が付いたら職歴ゼロ、社会経験ゼロの立派なメンヘラのおじさん。
わたしはしゃべんないほうがいいと思う。
しゃべるとその見た目にあまりにもギャップがありすぎるから。
わたしが自分のことを語れば語るほど、
女の人はがっかりします。失望さえします。
でも、いいじゃないの。
普通じゃないのがわたしなんだから。
わたしは風になりたい。
風になってただ吹いていたい。
【属性】
男。大学中退。吃音。統合失調症。精神障害者。希死念慮あり。現実感の喪失。無職。プロテスタントのクリスチャン。ヨギー。スターシード。英検3級。茶髪。HSPとASDの可能性あり。細身筋肉質。
