意識よ、パンパラピンチャンだな

いろいろエッセイ
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 どうもおかしい。何がおかしいかと言うと、意識がだ。今日も森の公園までお散歩に行って来たのだけれど変なんだ。

 聞いて、聞いて。変なんだよ。
 どうしたんだい、大地。
 それがね、意識がグルグル、どんどん切り替わっていくの。
 それはみんなそうだよ。驚くことではないよ、大地。
 でもね、変なの。変なの。どこかおかしいの。
 何がおかしいんだい?
 何がおかしいかっていうのは分からないんだけど、変なの。どうしたらいい?
(この子はどうしてしまったんだろう。おかしいとか変とかそんなことばっかり言ってるけれど、どこか具合でも悪いのか。一度病院へ連れて行った方がいいかもな)

 あ、病院なら既に行ってますけど。パパに相談するまでもなく行ってますけど。やっぱりわたしは統合失調症なのかなぁって思う。でも、みんなが当たり前にやっていることが不思議で違和感があるように感じられて、それが不調にまで至るとこわくなって怯えてしまう。それだけわたしの脳味噌は感受性が強い、のかもしれない。歩くと、それも結構長時間歩くとなるこの感覚。今日は不調ではなかった。でも、歩いている時に「ただ、ある」「ただ、ある」「ただ、あるんだ」というフレーズが頭から離れず、意識が聡明になりすぎたのか、どうも違和感を感じていた。みんなこうなるのかな、歩くと? 言うまでもなくわたしの頭はすぐにこういうモードに切り替わるのだろう。感受性が強いのか、ただ単にドーパミンが出る量が普通の人よりも多いのか。
 ともかくこの違和感、気持ち悪くはないもののやっぱり和が違っている感覚で違和感なわけだから何かがある。何があるのだろう? 神様仏様がおられるのだとしたら一体わたしにこの感覚は何を伝えようとしてくれているのだろう? 分からない。こればっかりは分からない。
 が、普通の人はきっとこうはならない。だから、統合失調症なのだろう。歩いていると時間の感覚が分からなくなるとか、そのせいでこわくなるとか、違和感が生じてきて世界が違う様相を見せるとか、どうも何かがある。何があるのか。あるのだろうか? もしかしてこれはわたしに課せられた課題なんですかい? なんて使命感丸出しで行ってもいいんかい?
「いやね、星さん。あなたには霊がとりついていますよ」と言われようものなら「うん、そうかもしれない」と案外受け入れ気味になることだろう。いや、信じているも信じていないもないのだけれど、きっと何かがあるからこうした違和感だったり、時間の感覚が分からなくなるんだ。そう考えると腑に落ちる。人は何か分からないことがあると、その原因だったり理由を説明してくれるものを求めるものなんだ。で、まぁ、わたしは理由を求め始めているというわけ。
 と言いつつももしかして、小さく悟り始めてるとか? いやいや、ないない。小さく悟るって何なのよ? だから小さく悟るみたいなやつ。こじんまりと悟りを開いていたとか、そんな結論? いやはや、どうなんでしょう。ただ、もしかするとその入り口に立っているのかもしれない。なんて、悟っただ、悟らないだ、だと品のないことを申しておりますが、こればっかりは分からないのでして。
 意識が研ぎ澄まされすぎると統合失調症の症状が出るとかそういうことってあるのかなぁ? でもさぁ、よくお坊さんになるために修行とかしている時に、幻覚が、とか幻聴が聞こえるとか言うじゃない? もしかしたらわたしはそっち系なんじゃないかなぁ。特に修行はしていないけれど。
 思うんですけど、意識って不思議じゃないですか? クルクル、クルクル、一カ所に留まらないで絶えず流れ続ける。あの時にはこのことを考えていたかと思うと、もう今はそのことは考えていなくて、そして、またそれから後にはきっと別のことを考えているわたしがいる。うーむ、これが不可思議で仕方がない。気持ち悪いまではいかないものの、何だか腑に落ちない。自分の中にこのことを落とし込めない。

 な~んて、星青年よ(いや、もう壮年か)、何を悩んでおる。ここはパーっと開き直れ。そういうもんだと思うのじゃ。パッパッパヤッパーパヤッパッパパ。このリズムに合わせて歌うのじゃ。
 と言われましても。そういう問題ではないと思うんですよ。もっと感覚的なことを理由にして悩んでいるんですからお医者さんみたいに原因をズバっと喝破してください。
 はぁ? 聞こえんな。わしは都合の悪いことは聞こえなくなる質での。

 つまり、意識はパンパラピンチャンだそうで。要するにブラックボックスらしい。
 って、こんなつまらない文章を書いて読者の皆様に申し訳ないと思わないのか!!
 いや、これが全力ですので。全力で自分の違和感に向き合ってみた次第です。

 などと結局、ペンギン村でもにこにこ島でもなく、ここ静岡県の某市ではこんな攻防が繰り広げられていたのだった。

 ふと浮かんだ「パンパラピンチャン」という謎の言葉に真理があるのかないのか。
 いやー、ないね。ないよ、ないない。ただ思い付いただけなんでねぇの?(ちびまる子の父ひろし風に)
 いや、きっと終末にパンパラピンチャンなのでありましょう。そして、パンパラピンチャンがすべてを収束させていくのでありましょう。つまり、3ですね。3。などと意味深な言葉を残しつつ、訳あり気に撤収~!!
(訳分かんねーっす。分かりました? わたしには分からなかったですね。って自分で言うなぁぁぁぁ!!!)座布団2枚くらい持ってって~。

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