少し前にわたしはSNSをすべてやめた。名残惜しい気もしたけれど、自分には必要ないなって思って。
ネットを見ているといろいろな情報が入ってくる。飛び込んでくると言ったほうが正しいだろうか。それがさらに顕著になったのがテレビで、あれは完全に受け身そのもの。
そして、ネットにしろ、テレビにしろ、他の人が何をやっていて、どんなことをしているかが分かってしまう。でも、果たしてそれが必要かどうかと言えばわたしには必要だとは思えない。
何が大切かと言えば、やはり自分の身の回りのことのはずで、それをおろそかにして世界平和だとか人類の繁栄などを語ってもどこかむなしい。
テレビとか新聞などで語られる人たちというのは、本当に各界のトップだ。多くの圧倒的多数の人たちは今日も平凡にそれなりに生きて暮らしている。それでいいのだと思う。みんながみんなトップランナーになってしまったら、誰がトップとして君臨できるのだろう? 普通の人たちに対して成功者なり強者は感謝した方がいい。普通の人たちが優れているとされている人たちを賞賛し尊敬してこそ、彼らはそのポジションにいることができるのだから。
ともかく、わたしたちは遠くのことやあまり関係のないことを知りすぎているのかもしれない。そして、そのあまり重要でないことに心をかき乱されている。それよりはいかに与えられている日々をていねいにしっかりと生きるかどうか。テレビを迂闊にも見てしまった後にそんなことを思った。

エッセイスト
1983年生まれ。
静岡県某市出身。
週6でヨガの道場へ通い、練習をしているヨギー。
統合失調症と吃音(きつおん)。
教会を去ったプロテスタントのクリスチャン。
放送大学中退。
ヨガと自分で作るスパイスカレーが好き。
茶髪で細めのちょっときつめの女の人がタイプ。
座右の銘は「Practice and all is coming.」「ま、何とかなる」。