『アシュターヴァクラ・ギーター』というインドの聖典がある。その中に、思うがままに子どものように自由にふるまう、というようなことが書いてあって、それこそが悟った人の境地だと言うのだ。
それを読んでわたしはあっけにとられた。でも、それはもっともだなと思った。なぜなら、小さな子どもたちを見ているとその通りだからだ。
子どもにはまず怖れがない。そして、目にする物がすべて新鮮でキラキラ輝いて見えている。ただただ世の前に現れるいろいろなものに好奇心を全開にして向き合う。もちろん、何のために生きているかとか何のためにこれをやるのだろう、なんていう目的や目標なんてものはない。ただ生きている。今の瞬間を無心で何の損得も考えずに夢中になって生きている。
そんな彼らと比べて、わたしも含めた大人たちがどれだけ目が死んでいて、怖れや不安にとらわれていて、悲観的で、そして、ものすごく打算的で損得勘定で生きていることか。目的や目標がなければダメだ。無駄なものは無駄でしかないから切り捨てる、とつまらない干からびた感性で生きている。
成し遂げることや達成しなければならないことなんてないと聖典は言う。ただこの人生を自由に子どものように遊ぶように生きればいい。世界も自己も他者もすべて幻。だからこそ、子どものように何のこだわりもとらわれもなく生きる。その飄々としたあり方、すごくいいと思うなぁ。

変な人。
普通ではないと思う。
わたしが思っていることを言うとみんなひく。
そして、目の前にシャッターを下ろされて、
まさに閉店ガラガラ~。
わたしは気が付くと蚊帳の外。
なぜなら、今、大人気の
カヤノソトボーイズの2期生の瞑想担当だから。
最近、瞑想してないけど。でも、瞑想担当なんで。
そう、なんか浮いてるの。
この世界、日本という社会から。
わたしは何だかんだ生きづらい人生を送ってきた。
「もっと苦しくてつらい人はいっぱいいる。
お前のは大したことないだろ」、と言うやついるけれど、
苦しさ、大変さ、生きづらさはその人が感じていること。
その人の苦しさを分かっているのはその人だけ。
気が付いたら職歴ゼロ、社会経験ゼロの立派なメンヘラのおじさん。
わたしはしゃべんないほうがいいと思う。
しゃべるとその見た目にあまりにもギャップがありすぎるから。
わたしが自分のことを語れば語るほど、
女の人はがっかりします。失望さえします。
でも、いいじゃないの。
普通じゃないのがわたしなんだから。
わたしは風になりたい。
風になってただ吹いていたい。
【属性】
男。大学中退。吃音。統合失調症。精神障害者。希死念慮あり。現実感の喪失。無職。プロテスタントのクリスチャン。ヨギー。スターシード。英検3級。茶髪。HSPとASDの可能性あり。細身筋肉質。
