わたしの机の上には一個の石がある。今日、ヨガの帰りに海で拾ってきたんだ。
石を見ていると、何だかこの世の喧噪から別世界へと解き放たれるようだ。
石の周囲に静かな静かなエネルギーが漂っている。エネルギーというよりも空気が。
わたしはブログの記事を書いているわけだけれど、今、一生懸命だ。一生懸命に文章を紡いでいる。だから、少しセカセカしている。カリカリまではいかないものの、ちょっぴりセカセカ。そんなわたしをこの石は静かに見守ってくれている。
この石は石としてどれほど長い時間を過ごしてきたのだろう? それはそれは長い時間だと思う。40歳のわたしを前にしてこの石の年齢はそんなものではない。もっともっと年上。人類が誕生した頃にはもうこの石はこの世界にいたのだろうか? 石のことにあまりにも無知なわたしはそんなとりとめのない想像をする。どこから来たのだろう? いつから石をやっているのだろう? 石になる前は一体、どんな姿だったのか?
まさに悠久の時の流れを経てきたこの石を前にして、わたしもまだ40歳でありながらもこの石と同じようにわたしの中を悠久の時が流れている。わたしもこの石も宇宙の星くずから出来ているのだから。
石には静かな説得力がある。ただそこにいるだけで何物も寄せ付けない、流行り廃りなどとは隔絶した存在感がある。
今、この石は何を思っていて、どんな心持ちでいるのだろう? お釈迦様のような柔和な微笑。そんな穏やかな静けさをわたしは感じる。

変な人。
普通ではないと思う。
わたしが思っていることを言うとみんなひく。
そして、目の前にシャッターを下ろされて、
まさに閉店ガラガラ~。
わたしは気が付くと蚊帳の外。
なぜなら、今、大人気の
カヤノソトボーイズの2期生の瞑想担当だから。
最近、瞑想してないけど。でも、瞑想担当なんで。
そう、なんか浮いてるの。
この世界、日本という社会から。
わたしは何だかんだ生きづらい人生を送ってきた。
「もっと苦しくてつらい人はいっぱいいる。
お前のは大したことないだろ」、と言うやついるけれど、
苦しさ、大変さ、生きづらさはその人が感じていること。
その人の苦しさを分かっているのはその人だけ。
気が付いたら職歴ゼロ、社会経験ゼロの立派なメンヘラのおじさん。
わたしはしゃべんないほうがいいと思う。
しゃべるとその見た目にあまりにもギャップがありすぎるから。
わたしが自分のことを語れば語るほど、
女の人はがっかりします。失望さえします。
でも、いいじゃないの。
普通じゃないのがわたしなんだから。
わたしは風になりたい。
風になってただ吹いていたい。
【属性】
男。大学中退。吃音。統合失調症。精神障害者。希死念慮あり。現実感の喪失。無職。プロテスタントのクリスチャン。ヨギー。スターシード。英検3級。茶髪。HSPとASDの可能性あり。細身筋肉質。
